【無料で読める】学校の授業で教わりたい仮想通貨の基礎知識: 【教科書】【入門】【初心者】【ビットコイン】【素人】

「仮想通貨」はこれまでのお金の概念を覆す大きなインパクトを私たちの生活にもたらす可能性がある通貨システムです。
現在は主にインターネット上で使える便利な「お金代わり」のものですが、この先近い未来に、リアルな世界でも使える非常に便利な「新しいお金」になる可能性は極めて高いと言えます。
仮想通貨は、産業革命、インターネットの発明に次ぐ、世の中の仕組みをガラッと変えてしまう革新的技術という人も多数います。
それほど将来性のある、期待の大きな、世の中の在り方を変えていくものなのです。
ただ残念なことに、日本で仮想通貨を一躍有名にしたのはスキャンダルでした。
2014年の2月、東京にあるマウントゴックス社という世界中のビットコインの取引量の7割を占める最大手取引所が、85万ビットコインと現金28億円を消失したとして経営破綻し、同社のＣＥＯ逮捕されたという事件が起きのです。
消失した金額85万ビットと言えば、当時のレートで約480億円とあまりにも巨額な額だったため大きな注目を集めました。
また、まだよく知られていない「仮想通貨」に対して、そんなにお金を投資している人がいることにも驚かされました。
「疑似通貨」を使った詐欺事件は、新興宗教の始めたもの、マルチ商法やネズミ講、ネットワークビジネスが絡むものによってこれまで何度も起きており、ビットコインもその一種ではないかという誤解が生まれました。
しかしこの事件の後も、ビットコインのシステムは正常に稼働を続けています。
暴騰や暴落を繰り返しながらも、現在まで破綻することなく順調に動いています。
世間一般には「仮想通貨は危ない投資先」という印象しかありませんが、実は多くの企業で仮想通貨の研究は進んでいます。
日本のメガバンクでも仮想通貨の発行を始めますし、楽天グループでは楽天ポイントを仮想通貨に交換できるサービスを始めています。
意外と身近なところに仮想通貨の世界はやってきているのです。
若い人々も仮想通貨への関心は高まっており、株式投資と同様に「学校の授業でやってほしい内容」のトップテーマとして名を連ねています。
この本では聞く機会は増えたけどなんだかよくわからない「仮想通貨」の現状、基本的な仕組み、将来像、投資先としての魅力などについて述べていこうと思います。
１０年後、間違いなく仮想通貨のポジションは大きく変わっていることでしょう。
その時、
「あの時やっておけばよかった」
「ちゃんと勉強して理解しておけばよかった」
と後悔することのないように、しっかり学んでいっていただければ幸いです。

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