著者:とまりぎ 和敏
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「就職で成功するためには大学でどういう経験をするのがいいですか?」

学生さんからそういう質問を受けることがあります。

どういうアルバイトをするのがいいか?とか、バックパッカーや留学で海外経験を積むと有利か?とか、そういう質問です。

しかし、もちろんやりたい職業を目指してやりたい勉強をやるのは良いことですが、貴重な大学生活の中で、企業の採用面接を有利にすることを目的として何を経験するか決めるという考え方は必要ないと思います。

「学生時代に力を入れたこと」を採用面接で質問するときに、大事なのは「何をやったか」ではなく、なぜそれをやったかとか、その結果どうなったかとか、「やってきたことをどんな伝え方で人に話せる『人物』なのか」です。

大学生活を「どうやったら採用面接官に良く思われるか」という視点で計画するなんて、なんだか面白くないと思いませんか。

それより、自分の「思い」に正直に大学生活を送ってきた人の話の方がきっと魅力的だと思います。

確かに人生において就職は大学入学よりも大切なキャリアプランですし、学生さんにとっては「学生時代に力を入れたこと」=「ガクチカ」は、大学に入ったときから気になる問題だと思います。

そんな中、有意義な学生生活を送る一助とするために、採用面接のときの「自己PR」とはどういうものなのかを学生さんに伝えておきたいと考えたのがこの本を書こうと思ったきっかけです。

さらに昨今、就活生にとっての大きな問題となったのが新型コロナ禍です。

ただでさえ「アピールできるようなネタがない」と悩んでしまう「ガクチカ」なのに、2020年の年初から感染拡大が始まった新型コロナのおかげで、2024年3月卒業予定の学生さんに至っては、大学に入ったときからすでにコロナ禍で大学にも行けなかったという世代になり、地味なエピソードしか思いつかないと頭を抱えることもあるのではと思います。

この本では「ガクチカが華やかである必要はない」ことの理由と何をアピールすればいいか、を説明します。

リクルートの調査によると企業の採用担当者が新卒採用で重視するポイントのベスト3は「人柄」「熱意」「可能性」です。

日本の大企業の新卒採用は一言で表すと「ポテンシャル採用」です。

「人柄」「熱意」「可能性」、全部まとめて「ポテンシャル」です。

企業にとって必要な「ポテンシャル」は何かというと、「企業で鍛え上げられることで素晴らしいビジネスマンに成長する可能性」です。

業務遂行能力・スキルは入社後に身につけるものという考え方です。

このポテンシャルに繋がる要素には、「主体性」「向上心」「チャレンジ精神」「誠実さ」「謙虚さ」「協調性」「コミュニケーション力」などが大事なポイントになります。

就活参考書などを見ると、アピールする能力の例として、ほかにも「責任感」「意欲」「柔軟性」「メンタルタフネス」「リーダーシップ」「創造力」「倫理観」「自律性」「社交性」「多面思考性」「論理的思考力」「活動性」「行動力」「堅実性」などいろいろな言葉が挙げられたりしています。

ちょっと項目が多すぎて訳が分からなくなってきませんか。

そこで「ポテンシャル」を3つの力に分解します。

結局、大企業のビジネスマンとして必要な力は3つで、それぞれの力には人それぞれ、その人らしい特徴があって、全部の要素を持っている必要はないのです。

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