著者:橋本 晋之介
ページ数:293

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■目次
第1章 機械で計算するとはどういうことか?
1.1 どのような方法で計算機械を作るか
1.2 電気で数値をどう表すか
1.3 電気でどうやって計算するか
1.4 計算する値の入力と結果の出力をどうするか
1.5 仮想コンピュータ COMET Ⅱ のハードウェア仕様
第2章 CASL Ⅱ シミュレータの用意
2.1 CASL Ⅱ シミュレータとは
2.2 必要な環境
2.3 Java のインストール
2.4 CASL Ⅱ シミュレータの入手と配置
2.5 CASL Ⅱ シミュレータを利用する前に
2.6 サンプルプログラムの実行
第3章 アセンブラ言語 CASL Ⅱ の基礎
3.1 アセンブラ言語 CASL Ⅱ の仕様
3.2 アセンブラ言語の仕様の読み方
第4章 マシン語命令とプログラム例
4.1 ロード、ストア、ロードアドレス命令
4.2 CASL Ⅱ シミュレータの使い方
4.3 キーボード入力とディスプレイ出力
4.4 算術演算命令
4.5 論理演算命令
4.6 シフト演算命令
4.7 比較演算命令と分岐命令
4.8 スタック操作命令
4.9 コール、リターン命令
4.10 その他の命令
第5章 脳トレ … プログラム例
5.1 文字→ 10 進数変換
5.2 10 進数→文字変換
5.3 掛け算
5.4 10 進数→ 16 進数変換
5.5 割り算
5.6 10 進数→ 16 進数変換
5.7 クイックソート
第6章 発展
6.1 高級言語へ向けて
6.2 パソコンデスクワークでも

■お読みください
最近プログラミングを始めた方はとても大変だな、と思います。
GUI だの、3D だの、AI だのと高度な概念と派手な技術が目の前にたくさんあって、いきなりこれらの技術に取り組まなければならないのですから。

筆者の学生時代はもっと楽でした。プログラミング言語と言えば BASIC と Z80 アセンブラのほぼ二択でした。大概のことは BASIC で組んで、遅いところ、主に画面描画をアセンブラで組むということをしていました。

そして、時の流れとともに OS を使うようになり、他の言語も使い、ネットワークやデータベースを使うというように、段階的に取り組んできました。そんなわけで自然にコンピュータの原理と根本的な使い方、応用方法を段階的に学ぶことができました。

しかし、最近プログラミングを始めた方は単純な入門課程を終えるといきなり高度な研究や開発現場に投入されます。これはきついですよね。

自動車で例えると、教習所などで練習して免許証を取得すれば誰でも運転することができます。でも、AT車を運転できるだけの人と、ジムカーナなどで練習を積んだずば抜けて運転が上手い人では自動車に関する知識がの深さが全く違うものです。エンジンの特性とかタイヤへの力のかかり具合などまで考えている人の運転する自動車は乗り心地が良く、燃費も良く、自動車の傷み具合も少ないなど、良いこと尽くめです。とは言え、運転さえできればそれで良いということが大半で、運転技術向上が必要だとも考えない人がほとんどです。

プログラマも同様で、上級者と入門を終わっただけの人では大きな差があります。計算速度、メモリ消費、可読性、保守性など、様々な点で差ができます。このうち、可読性や保守性はそれぞれのプログラミング言語に精通すればある程度向上しますが、計算速度とメモリ消費については限界があります。ところが、目の前の仕事がこなせれば十分と考えて基本なんて気にしないという方が多いようです。

そんな中でも向上心を持った方はいらっしゃいます。そんな方のために本書を執筆しました。どうぞ上級プログラマへの第一歩として本書を踏み台にしてください。

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