著者:ツナカン@スクールカウンセラー
ページ数:147
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不登校には答えがなく、多くの親ごさんが出口の見つからない迷路に迷い込みます。
わたしは適応指導教室(公的なフリースクール)でカウンセラーとして勤める中で、不登校の子をもつ親ごさんの気もちや経験を多く聞くことができました。そして親のための“不登校の出口”について一緒に考えています。
今、子どもの不登校で苦しんでいる親ごさんに“不登校の出口”について知っていただきたい、そんな思いで本書を書きました。
ただ、不登校の解決というと、「子どもが学校に行けるようになること」と考えてしまいがちだし、そのための働きかけがうまくいかないから、ますます状態が悪くなる。手がつけられなくなり、完全に放置状態になることだってあります。
今、子どもの不登校で悩んでいる親ごさんには、これ以上、不登校で悩んでほしくありません。
子どもへのかかわり方を変え、不登校に対する見方を変え、“出口”を見つけるためのヒントにしてもらいたい…そんな思いで本書を書きました。
本書は【かかわり方】【考え方】【不登校の将来】の三部で構成されています。
・お子さんが不登校になってしまったときの居場所
・適応指導教室のメリットデメリット
・「子どもの気もちがわからない」という時のためのエクササイズ
・子どもとコミュニケーションが取れないとき、声のかけ方のコツ
などなど、本書を読んでいただければ不登校の親ごさんがぶつかりがちな問題を解決するためのヒントがたくさんあります。
本書は、答えのない不登校という問題に向き合ってきた親ごさんたちと、わたしの共同作業で作られたものです。
※ 個別の事例については仮想のものです。
子どもの不登校に苦しんでいる親ごさんとお子さんが、今より生きやすくなるためのお役に立てていただきたいと思います。
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