HSS型HSPの快適ライフ: 我慢と不快にさようなら (Natural Sky文庫)

そう感じているなら、繊細で敏感ながらも刺激を求めるＨＳＳ型ＨＳＰ（High Sensation Seeking – Highly Sensitive Person）さんかもしれません。

私は、ＨＳＰではない夫と２歳の息子と暮らす３０代の女性です。著者である私も、外に出ては気疲れをしてぐったりして家に帰ったかと思うと、突然好奇心が湧きだして活発になるＨＳＳ型ＨＳＰです。

繊細な気質が出ている時は、「大人しくて自己主張をあまりしないですね」
好奇心旺盛な気質が出ている時は、「いつも行動力がありますね！」

と言われることがあります。どちらも合っているけど、違う一面もあると心の中はモヤモヤ。なんで一つの言葉で自分を表現できないのだろうという気持ちが常にありました。

自分がＨＳＳ型ＨＳＰだと認識したのが２０２０年７月です。ＨＳＳ型ＨＳＰの特性を知り、過去の自分の言動を振り返ったら「まさに自分だ！！」と思って目から鱗が落ちたのを今でも覚えています。そして、同じように感じている仲間に出会えたことも一人ではないと分かって嬉しくなったものです。

そこからが試行錯誤の日々の始まりです。これまで自分が我慢してきたこと、不快だと思ったことに対して、自分が頑張って適応しなきゃいけないと思っていた考えを捨て、どのような方法で解消できるかを考えて、実行してきました。自分の過去との比較になりますが、今はとても幸せな生活を送っています。

不満や不快について考えを巡らすと、自分は「人との接し方」が主な悩みだったことに気づきました。そのため、本書では屋外で人と接する時に疲れて果てていた不快から、徐々に家の中での不満、不快に敏感になった過程をお伝えし、その後に行ってきた改善はまず家の中、そして人との接し方の順だったのでその流れで書きました。

この本は同じＨＳＳ型ＨＳＰさんへ次のメッセージを届けたくて書いた本です。
・敏感と好奇心で揺れているのは自分だけではないこと
・ご自身の感じている我慢と不快に目を向けること
・疲れしらずの生活を設計することが可能なこと

本書を通して、我慢と不快に目をつぶらなくていいと気づき、一つでも生活を改善してみようと思っていただけたら嬉しいです。ぜひ好奇心旺盛で小さな幸せを感じられるＨＳＳ型ＨＳＰの気質を活かしたライフスタイルを実現していきましょう。