著者:五龍神天音
ページ数:84

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7年前のある日、池袋の西武デパートの地下本売り場の前を歩いていた時、何人かの易者(手相)さん達がテーブルを出していて、本を買ってくださった人に無料で鑑定します。というイベントに遭遇しました。

私は興味が湧いて、その中の人で1番の人(2冊買ったら無料鑑定します)に鑑定して頂きました。

最初は雑談をしていて「自分は子供の頃から霊感があり若い時から手相占いをやっています。
今までに3万人位の人の手相を見てきている」とかそういった話をしばらくしたのち、手を見せてと言うことになり鑑定に入りました。

内容は本を書きなさいというものでした。
私にとっては「それは間違いでしょう。1番の苦手は文章を書くことですから。それに何を書いてよいかも浮かんできません。」と答えると「大丈夫書く才能が2箇所もでている」と勧めてくださいました。

私は、「私の文章なんか読んでくださる人はいませんよ」と答えました。

すると「そんな考えもあるのかと思って見てくれる人もいるよ。
すぐエッセイの書き方の本を買って帰りなさい」と言ってくださいました。
でも1ミリもその考えは出てきませんでした。
しかしその言葉が喉に引っかかった小魚の骨のように常に頭の中にありました。

スピリチュアルに触れ、穴口恵子さんからの「スピリチュアル作家0期生募集」のメールを見た時、後先考えず応募していました。

石橋を叩いて渡るという言葉がありますが、私は吊り橋を突っ走って渡るという性格です。
深く考えたら応募はしていなかったと思います。

何故なら文章以前の問題がありました。
スマホはメールと電話位にしか使っておらず、パソコンも持っていなかったのですから。

スピリチュアルにとってはスマホ、パソコンは、不可欠な存在です。

「何でもやろうと思ったらできる」という私の性格から、決めた以上逃げる事はできません。

このスマホで挑戦してみようと決心しました。

無意識にちょっと触れただけで、画面が変わってしまうと、もうパニックになってしまう自分からさよならしたいと思いました。

人からみたら何であんな事が分からないのと思われてしまいますが、全ては苦手意識のなせる技です。
それを克服したいのです。

その事を考えたら、文章を書く事、スピリチュアルを勉強する事は非常にうってつけであることに気がつきました。
完成する事が出来たら、きっとスマホもパソコンも、苦手意識から解放されると思えたからです。

まさか69歳を目前にして、この2大苦手に挑戦しなければならないなんて、夢にも思いませんでした。

書きたい事があるから書く。というのが普通なのに、私の場合は出版することだけを決めてから何を書こうかを考える、という変な順番です。

しかし覚悟した時から色々な事が頭から浮かんできて、どんな事を書きたいかが決まりました。

もうひとつ大変なことがあります。

スピリチュアルには、やたらカタカナが多いのです。ライトワーカー、スターシード、ハイアーセルフ、アカシックレコードそしてチャクラなど、基本中の基本の言葉の意味さえ知らなかったので、すごく戸惑いました。

書く事は私にとって最も苦手な事ですが、書く事は自分を再認識する事だと思い、恥ずかしながら清水の舞台から飛び降りるつもりで挑戦する事にしました。

つたない文章ですが、最後まで読んで頂ければ幸いに存じます。

令和4年3月
五龍神 天音(ごりゅうじんあまね)

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