前世療法の本: ～意識の旅人たちへ送る

猫と物づくりが好きな普通の主婦が前世療法士になり、何かに導かれるように3年で600人以上のセッションを行うセラピストに。
「前世療法」の魅力は、「癒し」と「解放」はもちろん、「自己探求」の面白さにありますが、本書では、著者が前世療法によって崩壊しかけた親子関係を修復し、「魂の目的」も見つけ出した経験なども記しました。

また、前世療法が得意とするところは、いつの間にか押し込んでしまった後悔や罪悪感など、ネガティブな感情の解放です。
抑圧した感情は「潜在意識」に保管され、事あるごとに今の自分に影響してきます。
保管された”それ”は、実は「前世から持ち越してきている」、と前世療法では考えています（人によってはそれを「カルマ」と呼んでいます）。
「前世から持ち越してきている…え？ それって本当？」と疑ってしまうのは当然です。
けれど実際セッションを行うと、前世（と思われるイメージ）をクライアント様が見て、抑圧してきた「それ」に気づき解放すると、不思議なことに「現在」に良い影響が出てくるのです。
本書ではその「良い影響」については、特に焦点をおいてはいません。なぜなら、前世療法に過度な期待をしてほしくないからです。

この本で伝えたい事は、「前世療法を受ければ、嫌なものを手放すことができ、自分の思うように人生が変わる！」という受動的なものではなく、「私は、何のために生まれてきたのか」「自分は、何を大切にして、どう生きたいのか」という、意識の奥に隠れている実存的な答えを「誰かに教えてもらうのではなく」、自らで見つけだす素晴らしさです。

私たちは、自らで作り出した世界に生きていますから、「自らでどうにでもできるのだ」と本書で知っていただき、ご自身に活かしていただければ幸いです。

（目次抜粋）

第一章：前世療法とは
・体験と経験の違い
・催眠を用いない前世療法　他

第二章：実話をもとにした前世療法のお話
・鉄仮面の兵士の前世
・看板掃除夫の前世
・メキシコ宮殿の暴君の前世
・コロッセオの兄弟
・明治時代の姉妹　他

第三章：前世療法の事例
・誰にも相談せず、ひとりで悩んでしまう人へ
・どんな時も笑っていられる自分が誇らしい
・何かをしていないと、不安な人へ
・償いをやめ、自分が幸せになることを許す　他