著者:ヤマト出版
ページ数:36
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この「NISA」制度が2024年に新しく衣替えすることになっていますが、
近々更に抜本的に改正されることになっているのはご存じですか?
NISAは、2014年に導入された「少額投資非課税制度」で、
少額の株式や投資信託の投資で得た利益が、
一定期間非課税になる国の税制優遇制度です。
導入以来、個人資産形成のツールとして人気があり、
近年口座開設数が増加傾向にありますが、
政府としてはさらなる利用促進を促しています。
岸田政権では、「新しい資本主義」実現の一環として、
「貯蓄から投資へ」の資産移行によって、
「資産所得倍増プラン」が掲げられました。
その基本政策の目玉として「NISAの抜本的改正」が挙げられています。
その背景には、日本の家計資産は2000兆円余りと言われています。
そのうち半分以上が「貯蓄・現金」で占められていて、
株式(投資信託を含む)はわずか10%程度しか保有していません。
この「冬眠資産」といわれる「貯蓄・現金」を「投資」に向けることで、
経済の成長を促し、労働者の賃金増加につなげ、
成長と分配の好循環を図ろうという狙いがあります。
この改正では、「制度の恒久化」や「投資枠の拡大」など、
大幅な制度改正が見込まれています。
まだ詳細は明らかになっていませんが、
NISAの主管である金融庁が、2023年度税制改正に向けた要望の中で、
本件に関する具体的な要望が提出されています。
その内要は本年末には明らかになる予定です。
本書は下記構成になっています。
まず、現行NISA制度の導入背景や、現行制度の概要、
更には2024改訂内容について、
多くの図表を使って分かり易く解説しています。
更に最終章で、NISA抜本改正のポイントやその方向性について、
現時点で見えている範囲でその内容を解説しています。
(目次)
1.現行NISA制度導入の背景と目的
2.現行NISA制度の概要
3.現行NISA制度の現状と課題
4.新NISA制度の考え方と制度概要
5.新NISA制度のロールオーバー
6. 抜本改革で「新NISA」はどう変わる?
既にNISAを利用されている皆さんにとっては
「何がどう変わるのだろうか?」と関心があるところかと思います。
又、NISAに乗り遅れている皆さんも、
「これまで関心があるものの、始めるきっかけがつかなかった」とか、
「新制度は加入のチャンスなのかな?」と
それなりに関心をもっておられることでしょう。
このような方は、是非、本書を手に取ってお役立てください。
そして「老後2000万問題」「人生100年問題」解決の糸口として
賢く運用してください。
資産形成の第一歩は、少額から速く始めて、
投資期間をより長く確保することが肝要です。
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