著者:添田 孝史
ページ数:11

¥300¥0

 東京電力福島第一原発事故前に東電社内でやりとりされていた電子メールを集めた捜査報告書を、法務省が2021年10月28日付で開示しました。東電から提出されたハードディスク(HD)から、メールデータ61通分を復元し、文書にしたものです。2008年から2011年にかけて、東電内部で津波のリスクについてどのように認識していたか、そして外部の専門家に根回ししたり、他の電力会社に圧力をかけたりして、津波対策の遅れが露見しないよう工作していた状況がわかるもので、事故の原因を解明するための第一級の資料です。

 2017年にHDから「発掘」されるまで、これらのメールの詳細な内容は、政府や国会の事故調査委員会にも明らかにされていなかったものとみられます。「調査に協力する」としていた東電の姿勢は、真っ赤な嘘だったことになります。もし強制起訴になっていなければ、これらのメールは永遠に隠されたまま葬られ、事故の真相を解明することは難しくなっていたことでしょう。

 元・朝日新聞記者の科学ジャーナリスト・添田孝史さん渾身のレポートを、電子書籍Kindleで刊行しました。ニュースサイト「Level 7」から生まれたシリーズ「Level7 Books」の第1弾です。
 この本を皮切りに、ニュースサイト「Level 7」では続々と電子書籍を放つ予定です。ご期待下さい!

シリーズ一覧

  • 同シリーズの電子書籍はありませんでした。

 

  Kindle Unlimitedは、現在30日間無料体験キャンペーンを行っています!

この期間中は料金が980円→0円となるため、この記事で紹介している電子書籍は、すべてこのKindle Unlimited無料体験で読むことが可能です。

Kindle Unlimited 無料体験に登録する