著者:佐々木 智則
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本書のタイトルである睡眠について悩んでいる方や、改めて睡眠というものを見直したいと思っている読者の方はとても多いと思います。
睡眠がこれだけ注目を浴びていても、日本のビジネスパーソンはいまだに寝ていないアピールをする人が多くいるのが実情です。
例えば「昨日は徹夜でこの書類を作成したよ」と自慢げにいったり、「今週は1日4時間睡眠しかしていないよ」と自慢したりすることが多くあるのです。
これはつまり寝ていないことを直接的にアピールしたいのではなく、寝る暇がないほど仕事が多いと言うことをアピールしたいのです。
寝る時間がないほど仕事をしている、要するにそれだけ会社やクライアントから必要とされているのだと周囲に認めてもらいたいわけです。
しかしながら言うまでもなく、しっかり良い睡眠が取らなければ良い仕事は間違いなくできません。
これは何も大学や学者先生の論文を持ち出なくても、読者の皆さん一人ひとりの実体験でもよくお分かり頂けていると思います。
ほとんど寝ないで次の日を迎えた日には、集中力が持続せず普段ではミスをしないような小さなことのミスを連発したり、人の話を聞いている途中にどうしてもうたた寝してしまうようなこともご経験としてあると思います。
本書の冒頭でまず明らかにしなければいけない事は、睡眠は取った方が良いと言う部類のものではなく、良い仕事をしたり、日々の時間の密度を上げるためには睡眠をしっかり取らなければいけないと言う部類のものだと言うことを自覚することです。
この明白なことを忘れなければ、間違ってもクライアントや同僚の前で寝ていないアピールをすることは絶対にありません。
なぜなら先の例で言えば、ほとんど寝ないでこの書類を作ったということは集中力が低く、睡魔に襲われながら適当に作ったと言うことに他ならないからです。
要するに、睡眠不足の状態でやっつけ仕事で仕事をしましたと暴露しているようなものなのです。
また、明確な事実として理解しておくべき事は、日本人の平均睡眠時間が主要先進国8カ国の中で1番低いと言う事実です。
また皮肉なことに、日本の労働生産性は主要先進国8カ国の中で同じく1番低いと言う事実もあります。
つまり日本人はほとんど寝ずに長時間働いているにもかかわらず、生産性と言う意味では最も低いわけです。
しかしこれは逆の発想で考えれば当たり前かもしれません。
なぜなら睡眠不足の状態でタラタラと仕事をしているため、1つの仕事をこなすのに長時間時間を必要とすることから、相対的に労働生産性が低くなってしまっていると言う見方もできるからです。
本書では誰もが異論を挟まないであろう、睡眠の重要性についてはあえて触れず、どのようなことに注意をしたり、気をつければより良い睡眠を取れるかについてフォーカスしご説明していきたいと思います。
なぜなら睡眠の重要性や学術的なロジックをどんなにご説明したところで、皆さんの睡眠時間が長くなったり、眠るまでの時間が短くなることがないからです。
読者の皆さんが1番知りたいことは、睡眠がなぜ重要なのかと言う学術的な話ではなく、どのようなテクニックや考え方をすればより良い睡眠を取れるかだと思います。
よって本書では今日の夜からでも実践できるようなテクニックばかりを紹介していきたいと思います。
本書を通じて1人でも多くの読者の方が、より早く、より深い睡眠を手に入れることができたら筆者としてこれほどの喜びはありません。
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