著者:桜旗とうか
ページ数:142

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久野沙月は決断を迫られていた。憧れのファッションブランド『クロパーチ』に営業職で入社して3年。クリエイティブ職への異動を希望し続けてきたが、社長から「その可能性はゼロだ」と告げられた挙句、転職を進められたのだ。夢のため採用面接を受ける決意をした沙月だったが、社長に勧められた転職先はアパレルブランド大手『イヴエルヴァン』だった。「こんな大企業に採用されるはずがない……」という沙月の心配をよそに、面接は思いのほか好感触で、その場で採用が決定する。しかし面接の最後に、面接官である副社長の葛西幸孝が、衝撃の事実を沙月に告げる。「俺のこと、まるで覚えてないかな。沙月」 幸孝と沙月は10年ほど前に会ったことがあったのだ。それは沙月がまだ高校生、幸孝が大学生の頃のことで、当時の沙月は幸孝に恋をしていた。別人のように美しい男に成長した幸孝は、プレイボーイ然とした自信に満ちた態度で沙月に急接近してきて……。

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