著者:大谷房之助
¥180¥0

 本書は夜半亭書房から2017年に上梓された大谷房之助著『鎭もれる塔』から主として文学作品を抽出し再構成した電子ブック版である。
 大谷房之助著作集、電子ブック版の上巻は、『葉隠を読む』、『大塩中斎の思想』、『太宰春台の思想』、『三浦梅園の思想』、『伊藤仁斎の思想』、『熊沢蕃山の思想』、『山鹿素行の思想』の論文を集めたが、この下巻は主として文学作品を集めたものとなった。 
 本書に収録された作品は、『和泉式部日記序』、『花山院』、『新うつほ物語』、『女道と男道』、『思い出』の5編である。なお、『思い出』は『葉隠を読む』の「まえがき」を、私(電子ブック版編者)がここにこのように配置した。
 「人と人の間に横たうこれまた或る種の深い情念の在り方を、日本の中古中世の物語様式を借りて筆者は語る。誤解を恐れずに宣伝文句めいた言い方をすれば『ロゴスとエロスとルナティクスの饗宴』とでも言うべく、執筆後、半世紀を経てなお、本書は人をしてその人生を戦慄せしむるのではないだろうか」とは、書籍版編者のこれらの作品についての言葉である。
 
 書籍版と電子ブック版では編者の違いもあり、読後の印象が大いに異なることとなった。

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