著者:藤原 敬
ページ数:130

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[商品について]
―クラシックを、もっと自由に!―
クラシック音楽界には、一般社会と同じように「常識」がある。しかし音大出身の演奏者を中心に醸成されるそうした「常識」は、クラシック音楽の世界を狭く特殊なものにしてはいないだろうか。本書は、声楽を嗜むアマチュア音楽家である著者が、そんなクラシック音楽界の「当たり前」について専門家にはない発想や考え方で語った音楽エッセイである。存在論としての音楽の起源や音楽の調性といった音楽理論から、コンサートや著作権などのお金のはなしまで、少し斜めからみた音楽論としてプロの音楽家はもちろん、アマチュア演奏家や音楽ファンにもお楽しみいただける一書。

[目次]
まえがき
楽理・作曲
「運命」はハ短調でなければならないのか
音楽の起源~音楽は何のためにあるのか~
移動ドと固定ド
AIの作曲する音楽~作曲のオリジナルとは何か~
音楽を聴くこと
聴くレパートリー
良い演奏とは何か
クラシック音楽を聴かない音楽家
経済的視点
演奏会の収支を考える
クラシック音楽ファン
プロとアマチュア
経済活動としての音楽
音楽大学卒後のキャリア
音楽界の慣習と規則
コンサートのマナー
音楽著作権
演奏すること
ダイク(ベートーヴェン交響曲第九番ニ短調)
練習について
合唱団
声楽アンサンブル
コンクール
病気の話
音楽で認知症予防
音楽家の病気~ピアニスト~
音楽家の病気~声楽家~
あとがき
著者略歴

[担当からのコメント]
クラシック音楽というと、その形式や格調の高さから難しいと感じる方も多いのではないかと思います。本書は、そんなクラシックを少し身近なものにしてくれる音楽エッセイとなっています。ぜひご一読ください。

[著者略歴]
藤原 敬(ふじわら・たかし)

1977年岡山大学医学部卒業。脳神経外科を専攻し、香川医科大学講師、呉共済病院脳神経外科診療科長を経て、2003年に藤原脳神経外科クリニックを開設。
高校時代より合唱を始める。1997年より呉混声合唱団に所属。2005年に男声6人による声楽アンサンブル「スターボーイズ」に参加し、唱歌、日本歌曲、ポップス、歌謡曲などを主なレパートリーとして、呉市を中心に演奏活動を行っている。2014年第8回広島県ヴォーカルアンサンブルコンテストにてグランプリ受賞。
2012年4月呉市音楽家協会会長に就任し現在に至る。

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