【無料で読める】TOKYO DRIFT #3: YOYOGI DRIFT (Tsurezure Little Press)

ども。ツレヅレっす。

クッソどーでもいいんすけど、人生ってなんすかね？

ツレヅレが、右も左も分かんねぇ割に、いっちょ前に自己主張ばっかしてたガキの時分。マジで、なんで生きてるのか分かんなかったんすよね。（ま、今でも、右も左も分かんねぇ割に、いっちょ前に自己主張ばっかしてるんすけど。）

で、生きるの熟れてそうな人、俗に言う “オトナ” とか、 “センセー” って呼ばれる人に、「人生って何すか？」って、青クッセー質問ばっかしてたんす。

ま、それぞれにそれぞれなんで、それぞれにそれぞれの人生論を教えくれたんすけど、一貫してたのは、「ゴール（目標）に向かって、ひた走れッ！！それが人生だッ！！」的な、ある種の連続性なんすよね。

いいフク着て、いいモン食って、いいトコ住んで、いい生活す為に、いいカイシャで働く。いいカイシャで働く為に、いいガッコ入る。いいガッコ入る為に、ベンキョーやブカツ頑張る、みたいな。そーいう連続性っす。

分かりやすい。ツレヅレもハタチ後半くらいまでは、そんなゴールみたいなモンをめがけてモーレツに走ったっす。

けど、ミソジ手前くらいに差し掛かると、ゴールだって思ってたモンが急に消えたり、ゴールしてもそのゴールに意味や価値を見出だせなかったり、「マジでゴールを目指すのが人生か？」って疑うようになったんすよね。今って、常に変動して、常に不確実で、常に複雑で、常に曖昧っすから。ゴールも。

つか、ゴールって、 “オトナ” とか、 “センセー” って呼ばれる人、もっと言えば、 “セケン” や、 “シャカイ” みたいな、つまり、他人が価値や意味を決定すんすよね。

そんなカオティックで、他人に依存するゴールを目指すより、まだ、ボケてる “死” って制限時間内で、自分の美意識や、センス、直感みたいなモンをコンパスに、何処まで行けるか彷徨い続けようってキメたんす。

ランナーから、放浪者に、ジョブチェンジした感じっすね。

なんか、こーいう言い方すっと、ゴールを目指す人をディスってるみたいに聞こえるかもしんないっすけど、そんなコトないっす。悪しからず。ツレヅレは、ゴールを目指す人をタフで熱くてイカしてんなってリスペクトしてるっす。けど、ツレヅレは別の選択をしただけっす。

東京徘徊は、そんなツレヅレの人生観を出発点に、たまたま、よく行く東京って街をブラつきながら、モデルさんに自分の美意識や、センス、直感みたいなモンでスタイリングしてもらって、ツレヅレの美意識や、センス、直感みたいなモンでシャッターを切る、ツレヅレのライフワークっす。

ま、ステートメントなんてモンは、作ったヤツが、作ったモンに、意味や価値をコジ付けて、作ったコトを正当化する為に言う、ただの言い訳なんで、気にせず、それぞれにそれぞれ楽しんでくれたら。