著者:楊 際開
ページ数:124

¥99¥0

本書は中国人の近代史研究家である私が一個人として、日本との関わりの中で東アジアの革命と戦争を思想史的に再体験して、自分の研究分野の到達点を示していますが、書く決心をした直接のきっかけは、私が昨年の8月に京都で遭遇した仮想通貨詐欺事件と安倍元首相の暗殺です。
この二つの事件が私の中で一体化しています。仮想通貨詐欺という形で前後合わせて日本滞在20年の私個人に向けられた行為は日本に対する攻撃でもあります。私はこの二つの事件を共産中国による日本に対するテロ行為と受け止めています。安倍元首相の暗殺を機に、私は安倍晋三『美しい国へ』を読み出しました。そのために、4回にわたって感想文を書きました。国民の社会安全を念ずる安倍さんは自分の政治安全しか念頭にない習近平とやはり発想の出発点が異なっています。
 私は中国人の近代史研究家として祖国と日本の歴史的な関わりを通し、40年間中国の民主化への思索と探究を続けてきました。一方、共産中国はこの40年間、中央集権化の道をひたすら走り、アジア地域を始め、国際社会に脅威を与える存在になっています。
 その脅威を感じていただけるように本書の表紙に「独裁者」の顔を映し出しました。中国と言えば国際社会で常に人権問題がクローズアップされますが、今回の仮想通貨詐欺事件はそれに留まりません。事件の詳細は第17章に書いた通り、Kindle本で公開していますので、ご興味があれば、ご購読ください。
 私は中国と日本の将来に不安を抱いている日本の皆さんと共に、祖国の民主化を果たすため、近代史の一研究者として言論活動に力を尽くしたいと思っています。本書はその第一弾となりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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