【無料で読める】「砂金流・トータルフットボール論」

日本サッカー協会（JFA）公認S級資格を持つサッカー指導者。日本体育大学を卒業後、1984年から千葉県立幕張西高校で指導者の道を歩み始め、2000年から指導をした千葉県立八千代高校でインターハイ3位（2000年）、全国高校サッカー選手権大会3位（2006年）の好成績を達成。高校サッカー界の名監督として、その名を知られるようになった。2009年の国際ユース大会では日本高校選抜の監督も務めた（2003年には主務兼コーチ）。2020年4月には、福島県立ふたば未来学園高校のサッカー部の指導者に迎えられ、2021年4月から監督。

「楽しさ」と「厳しさ」を両立

よく知られている指導理論は「人もボールも動くパスサッカー」。ビルドアップのバリエーションを増やす攻撃的なサッカーの指導法が注目されているが、厳しい指導の根底にあるのは「いくつになっても楽しめ、互いの良さを引き出せるサッカー」。指導者として、未来を担う子どもたちに託す願いとは？

福島県で目指すもの

ふたば未来学園高校に赴任後は、第99回全国高校サッカー選手権の県大会で早くもベスト8入りを果たした。県内チャンピオンの座が視野に入った今、どのようなビジョンを描いて指導に当たっているのか？長年の経験を基にしたブレることのない理念には、JFAアカデミーを擁する福島県のサッカーを盛り上げたいという思いも込められている。
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第1章　ふたば未来学園高校サッカー部監督に就任
　　　　　　　ふたば未来学園高校とは？
　　　　　　サッカー部の現状
　　　　　　チームづくりは最低3年、定着までさらに3年
　　　　　　パスサッカーの原点は「いくつになってもサッカーを楽し　　　　　　めるように」
　　　　　　応援され、感動させるサッカーが目標
　　　　　　欧州のサッカーに開眼
　　　　　　県外遠征を繰り返した日々
　　　　　　JFAの指導者ライセンス受講で「目からうろこ」

第2章　なぜS級資格を取得したのか
　　　　プロ選手を育成するために
　　　　　　ドイツ研修で感じたサッカー文化の奥深さ
　　　　　　トルコでジェフユナイテッド千葉のキャンプに帯同
　　　　　
第3章　アイデアあふれる練習法
　　　実際のゲームに即したトレーニングを意識
　　　　試合に出られる機会をつくり出す
　　　　オフ・ザ・ピッチの活動も重視

第4章　国際ユース大会で見た世界との差
　　　　タレント軍団を擁して3位に入賞
　　　　フットボールの本質は「激しさ」
　　　　トレーニング環境の大切さ
　　　　目指すサッカースタイル
　　　　うまくなる選手の特徴とは？

第5章　選手権出場を目指して
　　　メンタルをいかにコントロールするか
　　　　最終目標から逆算
　　　　選手へのアプローチ

第6章　砂金流・トータルフットボール論
　　　　選手の自立を促す
　　　　互いの良さを引き出せるサッカーを
　　　　高校サッカーの楽しさと厳しさ
　　　　
第7章　終わりなき挑戦
　　　県内チャンピオンになる日
　　　福島県のサッカーを盛り上げる
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