著者:新井 英樹
ページ数:195

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文無しになりながらも、幼なじみの千代に借金をして
どうにか東京にたどりついた石川凛。

偶然にも住み込み先の寮の近くにボクシングジムを見つけた凛は、
入り口近くで泥酔する男と遭遇。
それが元世界王者にして天才テクニシャンと呼ばれた中尾重光のジムだった。

ジムに上がりこんだ凛は、そこで新人王を有望視される
ひとりのプロボクサーを挑発して、リングにあげることに成功。
深夜のスパーリングには意外な結末が――。

▼目次

第16発 「わかったような わかんないような」
第17発 「はい……東京です」
第18発 「男の裸を選びまス」
第19発 「オモチャ……かな?」
第20発 「構えるだけって言ったべさ!」
第21発 「はへんと書いてカケラってところ」
第22発 「アピールすることが大事です」
第23発 「認定! 東洋太平洋2位」

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