著者:杉浦 浩策
ページ数:152
¥550 → ¥0
―町医者は今日も患者と出会い、飯を食い、そしてもの思いに耽る―
町医者として、ひとりの人間として生きていれば様々に感じ、考えることがある――。訪問先の一風変わった町が呼び起こす懐かしい記憶、町医者に求められる全人的医療と極端な専門性との間の態度、あるいはニューカレドニアのカジノと静岡の旨いものなど、優しい眼差しと品の良いユーモアセンスである時には読者に深い思考を迫り、そしてまたある時には読む者を穏やかで愉快な心持ちにさせる、現役町医者による甘美で味わい深いエッセイ集。
[目次]
Ⅰ
時のたゆたう用宗の町
百聞と一見
で、自由って
重 力
もしもしワトソン君
涙
将棋と心
今夜は眠くならない
科学と診察
あのね、先生
診察宝島
犬かき横泳ぎ
研修医への伝言
生活習慣を変える
海老天情報
オープンシステムの効能
後日談
都の東南、安倍川の畔
双方向通信
Ⅱ
カナダの夕陽
シドニーの休日
星降るニューカレドニア
ポートランド、オレゴン
静岡旨いもの その1
静岡旨いもの その2
静岡旨いもの その3
静岡旨いもの その4
静岡旨いもの その5
静岡旨いもの その6
静岡旨いもの その7
神田川
Ⅲ
本の精
車窓の景色
菜の花畑
あとがき
著者略歴
[担当からのコメント]
大学病院で最先端の治療の研究に従事するのではなく、陋巷で人々に寄り添い病と人生を見つめ続ける町医者というお仕事。本書には、そんなお医者さんが日頃感じることや思うことが綴られています。大事件は起きないけれど、だからこそじんわりと心に沁みる町医者エッセイ、どうぞごゆっくりお楽しみください。
[著者略歴]
杉浦 浩策(すぎうら・こうさく)
1946年 岐阜市に生まれる。
岐阜大学学芸学部附属小学校にくじ運よく入学、校庭サッカー、魚釣り、三角ベースボールで活躍するも六年時病魔で留年す。
1966年 岐阜県立岐阜高校卒業
1972年 慶応義塾大学医学部卒業
1978年 米国ブラウン大学血液研修所フェロー
1982年 静岡赤十字病院内科部長
1991年 静岡市みずほで内科医院を開院
一級アマチュア無線技師(N2KV)、将棋二段、甘党、日曜画家
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