著者:加納正二
ページ数:85

¥888¥0

現代の資本主義経済では、欲望を刺激し消費を活発化させようとするが、イギリスの経済学者シューマッハーの『スモールイズビューティフル』によって提唱された仏教経済学(Buddhist Economics)では、最小限の消費で最大限の幸福を得る「知足」の考え方が根底にある。仏教経済学という名称であるが、仏教徒のみを対象にしているわけではない。
シューマッハーの著書は第一次石油危機の1973年に出版されたこともあり、省エネ時代の開始にマッチした思想は多くの人々に受け入れられた。
シューマッハーの仏教経済学の提唱から半世紀が過ぎたサステイナブル時代の今、仏教経済学の今日的意義を新たな視点で考察することが本書の目的である。

著者紹介
加納正二(KANO Masaji)
略歴
大阪大学助手、大阪府立大学教授等を経て現在、岐阜聖徳学園大学経済情報学部教授、
大阪大学大学院国際公共政策研究科博士後期課程修了、大阪大学博士(国際公共政策)
専門は日本経済論
現代日本経済の著書
『サステイナブル企業の精神分析 老舗企業の経営者はなぜ信仰心が篤いのか』敏貞社
『内向型人間の経済学』敏貞社
『地域密着型金融の限界とフィンテック』三恵社
『令和の日本経済と企業経営の課題―誰もが主役になり自分らしく生きる時代―』三恵社
『日本経済の軌跡と明日―高度成長から令和新時代まで―』三恵社
『令和新時代の金融知識―就活学生と新社会人のために―』三恵社
『リレーションシップバンキングと地域金融』日本経済新聞社(共著)
『地域金融と企業の再生』中央経済社(共著)中小企業研究奨励賞準賞
『京都の地域金融』日本評論社(共著)
『経済学・経営学・法学へのいざない』大阪公立大学共同出版会(共著)
『新版 経済学辞典』中央経済社(共著)

江戸時代の経済の著書
『江戸時代三大悪役の経済政策 尾張宗春 将軍綱吉 田沼意次』敏貞社
『5代将軍綱吉は犬将軍か大将軍かー綱吉と元禄時代―』敏貞社
『江戸の経済社会と商人の生きざま』三恵社
『江戸の働き方と文化イノベーション』三恵社

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