著者:加来 秀一
ページ数:105
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その分かりにくさは、シリアの紛争に、他国や大小の勢力が、それぞれの思惑を絡み合わせた結果としての事件が多発しているからであろうと思われる。
そこでシリアで内紛が起きたころから現在までの経緯を、短時間でなぞることが出来る用に時系列の記事を編集してみた。
その結果、シリアで紛争が始まった当初から現在(二〇一三年五月)までの経緯が大凡トレースでき、シリアの内紛に興味をもたれた方にとっては、ほどよい入門書となり得るのではないかと考え、本書を電子書籍として公開することにした。
読者様にとって、シリア紛争を理解する一助となれば、幸いである。
【目次】
はじめに
シリア、紛争の始まり
シリアとはどのような国か
ダマスカスの春とその終わり
紛争のは始まり
暴動の拡大
殺戮の拡大
国際社会からの非難
拡大する惨状
殺し合いの連鎖
リビア化するシリア
シリアの報道は事実か?あまりに狂気を帯びた惨状が報じられている
シリアで任務についたアラブ連盟の監視団。しかしどうにも怪しい
交錯する情報
シリアの自爆テロは、反体制派か、アサド政権の自作自演か
国際社会による軍事介入の可能性が高まるシリア政府の強硬姿勢
他国の思惑
シリアのアサド政権を維持させたいロシアの思惑
シリアに対し、一枚岩になれないアラブ連盟
暴走するシリア
撤退どころか越境し始めた。シリア軍の暴走が止まらない
シリアのシャッビーハ(シャビハ)という狂犬の暴走
シリア軍がトルコ軍戦闘機を撃墜。しかしNATOを敢えて刺激するだろうか
シリアは「戦争状態」にあると認めたアサド大統領に焦りが見られる
虐殺の連鎖
シリアで二〇〇人規模の虐殺。アサド政権側か、反政府側か
シリアは化学兵器を使用するか
隣国との軋轢
シリアの砲撃に報復するトルコ。シリアは何故トルコを砲撃したのか
ロシアとトルコ、経済では協力、対シリア外交では距離
化学兵器の疑惑
シリア、サリンを準備中か
シリアの使ったガスは化学兵器か?態度を変えつつあるロシア
シリア反体制派が暫定政府に首相を選出したが…
シリアで化学兵器が使われたのか。お互いを非難する体制派と反体制派
動かざる大国
シリアでサリンが使用されたという情報は、米国を参戦させるための捏造か
米国は動くのか
イスラエルが内紛中のシリアを空爆する理由
後書き
国連総会が「シリア国民連合」を、政権移行の対話者として認める決議を行った
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