著者:たっく
ページ数:113
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前作(セットアップ・文字列・数値編)に引き続き、超初心者に優しく Python を解説していきます。本書では代表的な型であるリスト・タプル・ディクショナリに加えて、繰り返し操作に欠かせない for ループについて学習します。さらに、発展的な学習のために Python 公式ホームページの見方についても解説します。
《本書より抜粋》
リストのインデクシング
それでは、リストの要素をとりだしてみましょう。文字列の時にも学習したと思いますが、要素は先頭から順番に 0, 1, 2, 3… と番号が振られています。これをインデックスといい、インデックスに従って値を取り出すことを インデクシングといいます。0から始まるので、インデックスは以下のように割り振られていることになります。
[“a”, “b”, “c”, “d”, “e”] 0 1 2 3 4
それでは、リストの要素を取り出してみましょう。リスト [“a”, “b”, “c”, “d”, “e”] から、0番目の要素を取り出してみましょう。
入力画面
print [“a”, “b”, “c”, “d”, “e”][0]
出力画面
a
0番目の a が取り出されましたね。
2番目の要素を取り出してみましょう。
入力画面
print [“a”, “b”, “c”, “d”, “e”][2]
出力画面
c
少し慣れてきたでしょうか。
先ほど示した例のように、リストの中に入っているリストから、インデックスを指定して要素を取り出してみましょう。
入力画面
print [“a”, “b”, [“c”, 1, 2, 3]][2]
出力画面
[‘c‘, 1, 2, 3]
インデックスを連続して指定することで、入れ子になっているリストの要素をとりだすことができます。
入力画面
print [“a”, “b”, [“c”, 1, 2, 3]][2][0]
出力画面
c
インデックスを入れ子にすることで、複雑な親子関係にあるものを上手に扱えます。
つぎに、マイナスの値のインデックス番号を使って、要素を取り出してみましょう。リストの要素は以下のようなインデックスも持っています。つまり、一つの要素はプラスとマイナスの二つのインデックスを持つことになります。
[“a”, “b”, “c”, “d”, “e”] -5 -4 -3 -2 -1
それでは、マイナスの値のインデックスを使って要素を取り出してみましょう。
・・・・・・
《もくじ》
(それぞれの項目ごとに簡単な練習問題がつきます)
・はじめに
・本書の流れ
・文字列・数値・リスト・タプル・ディクショナリの共通点
・リストを作ってみよう
・リストのインデクシング
・リストのスライシングをする
・リストに対するメソッド
・appendメソッド
・extendメソッド
・removeメソッド
・del ステートメント
・pop メソッド
・sort、reverse メソッド
・sort、reverse メソッド
・リストは変化する
・文字列から簡単にリストをつくる
・特殊なリストの作り方 range関数
・タプルを作ってみよう タプルとリストの違い
・ディクショナリを作ってみよう
・ディクショナリに要素を加えたり減らしたりしよう
・ディクショナリに対するメソッド
・pop メソッド
・update メソッド
・keys メソッド、values メソッド、items メソッド
・has_key メソッド
・len 関数
・True, False と演算子について
・演算子 and or not
・if の基礎
・elif else
・for ループ(for ステートメント)の基礎
・リスト、タプルに対する for ループ
・文字列に対する for ループ
・ディクショナリに対する for ループ
・ちょっと背伸び リスト内包表記
・簡単なモジュールのつかいかた import
・Python 公式HPのみかた
・チュートリアル
・ライブラリリファレンス
・言語リファレンス
・おわりに
《著者略歴》
たっく
リサーチャー
1978年生まれ、富山県出身。
趣味は、片づけとプログラミング (Python) 。
主な著作に
『必要十分生活』
『プログラミング超初心者が初心者になるためのPython入門』
など。
ちょっぷ
リサーチャー
たっくにプログラミングの世界を教えた張本人。たっくに誘われるまま、執筆に参加した。
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