著者:升田 幸三
ページ数:473

¥1,082¥0

「自分よりも強い相手に勝つにはどうすればよいのか」

将棋ファンにとって永遠のテーマであるこの問いに、本書が示すのは「思いもよらない奇想」。随所に「升田幸三の将棋観」を散りばめながら、独創的な序盤戦術と敵の虚を突く鬼手の数々を解説しています。

第1部「鬼手の研究」では序盤で敵を壊滅させる奇襲・荒業の研究や基本技の研究に加え、プロ棋士の実戦を題材にした鬼手の数々を紹介しています。相手の悪手を悪手としなければ、悪手変じて好手ということになりかねません。チャンスをつかむ逆転の勝負術を磨いてください。

第2部「升田式石田流」では、升田式石田流のすべてを升田幸三渾身の筆致で学ぶことができます。 1971年、第30期名人戦――。大山康晴名人を相手に新戦法の真価を試すべく、升田は升田式石田流を連採しました。しかし惜しくも敗れた升田は、以後名人戦の舞台に立つことはかなわず、一つの時代が終焉を迎えたのです。

ところが升田式石田流は40年以上たった今も、当時の研究をベースとしたまま、プロの第一線で活躍を続けています。升田式石田流の誕生と発展の過程、この戦法特有の基本手筋をこの一冊で学ぶことができます。本書は「鬼手の研究―強い奴に勝つ将棋―」(経済界)と「升田式石田流」(日本将棋連盟)の2冊を1冊の文庫にしたものです。独特の語り口で語られる、研究と将棋観の一端をご堪能ください。

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