著者:木之本レエル
ページ数:69

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「はじめに」より

 2016年1月初旬にアマゾンキンドルストアより販売を開始しました前作「中級オーディオ入門」(テキスト電子書籍)は、
筆者が今まで書いた電子書籍の中では、特別な存在のものとなりました。
沢山の冊数が売れるとか、そういう事ではなく、いつまでもジワリ・ジワリと買ってくださるかたが、いらっしゃるのです。

 続編を書かねば、と言う思いは常にありましたが、なかなか、要点をまとめるのに苦労しました。
書く内容を精査し、前作では書ききれなかった事項を選び出し、また、それぞれの項目について、どこまで突っ込んで
書くべきか、多々迷うことが多かったのです。

 筆者のオーディオ環境も、この僅か数か月の間にだいぶ変わりました。
もっとも、ベースとなる部分は、相変わらずそのままなのですが、機器の入れ替えなどがありまして、
前作を読まれたかたには「良いオーディオを追加しましたね」と言われる部分もあれば
「せっかく手に入れたのに手放すのは勿体ない」と言われる部分もあるかと思います。

 ですが、筆者は現状のオーディオ環境に、そこそこ満足できるレベルまで到達し、
一つの「区切り」が現在の環境だと思っていますので、「中級オーディオ入門」(テキスト電子書籍)の続編を書くなら、
今が絶好のタイミングであると思って執筆を始めました。

 タイトルも前作を読まれたかたにとって違和感が無いように
「中級オーディオ入門2」(テキスト電子書籍)とすることにいたしました。

 なお、本著は前作を読まれた事があるのを前提に書き進めますので、まだ「中級オーディオ入門」(テキスト電子書籍)を
読まれていらっしゃらないかたは、ぜひ、前作を先に読んで頂けますと嬉しく思います。

 しかし、一般的に売られているオーディオの入門書というのは、相変わらず豪華な写真や図解が挿入されていて、
「見栄え」は良いのですが、見栄えのためにコストがかかり過ぎて、結局、高い本を買わされると言う傾向は
オーディオ系の本の宿命なのでしょうか。

 もちろん、オーディオは「聴いて楽しむ」のみならず「見て楽しむ」と言う楽しみかたがあるのも事実ですが、
20世紀のインターネットの無い時代ならまだしも、今の日本のようにインターネットが整備されている環境下でしたら、
「オーディオを見て楽しむ」ための、ウェブサイト、ブログ、SNS、などはいくらでもあります。

 本著は「見て楽しむ」目的では書かれていません。「読んで楽しむ」ために執筆しています。
「見て楽しむ」のをたとえるなら、「映画」や「ドラマ」のようなものに該当するでしょう。
「読んで楽しむ」のをたとえるなら、さしずめ「映画やドラマの原作本」とでも言ったところでしょうか。

 本著は前作の精神を踏襲し「写真」や「図解」を皆無にして、「言葉」のみで書き進めています。
再び、非常にコアでマニアックな内容の本になっています。

 時にチープに、時に贅沢に、臨機応変にオーディオを楽しむ目的のかたが、
本著をダウンロードして下さいますと筆者も嬉しく思います。

 どうぞ皆様、よろしければ、今一度、本著にお付き合いを頂けますようお願い申し上げます。

【 目次 】より

はじめに
1:変化した筆者のオーディオシステム
2:オーディオルームの選択
3:JBL K2 S5800
4:イエローコンパネを敷いてみる
5:スピーカーの間にテレビを置かない
6:ニアフィールドリスナー
7:簡易防音
8:吸音材の罠
9:B&W CM9の売却
10:ナカミチ DRAGONの売却
11:オーディオラックは頑丈なものを
12:リナックスOSでの挫折
13:プレーヤーソフト「HYSOLID」
14:「HYSOLID」の問題点
15:DS-DAC-10R買ってみた
16:AudioGate4
17:USB3.0規格の大容量HDD
18:USBケーブルの選択ができない
19:プリアンプ C-2400の問題点
20:パワーアンプ A-36の問題点
21:ヤマハのFMチューナー
22:SONYのラジオレコーダー
23:FM屋外アンテナ
24:ICレコーダーで発見、知られざる音世界
25:MR-2000S
26:SoundForgeで編集
27:実売8000円で充分なレコードプレーヤー
28:カセットデッキ「T-D7」
29:dbxノイズリダクションユニット222
30:MD(ミニディスク)の罪
31:SCMSをキャンセル
32:縮退現象
33:非合法オーディオソフト
34:ポータブルCDラジオは何かと便利
おわりに

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