著者:藤本憲幸
ページ数:248

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愚鈍な頭が、なぜ「記憶術日本一」になったか

われわれは人間である以上、誰しも頭が良くなりたいと願っている。頭が良いというのは、頭の回転が速く、どんな情報をも整理し、分析でき、頭の中に貯蔵しておくことができる。つまり記憶力が増強されている状態を指す。
われわれの日常の生活を見ても、この記憶は欠かせないものだ。そして、この記憶力が高ければ高いほど、一流校の入試にも、難関の国家試験にもわけなく合格できる。社会に出ても、余裕と自信を持って、堂々と現実の社会に対応し、成功していくことが可能だ。
藤本氏は、超記憶術を開発した今、そのことをハッキリと断言できる。
今から十数年前、高校生の頃の藤本氏は、先生から繰り返し、繰り返し講義を聞いてもすぐに忘れてしまうという物覚えの悪さと、いくら勉強しても頭に入らない愚鈍な頭脳のために、まったく失意のどん底にあった。また、藤本氏は生まれつき身体が弱く、友人たちが飛びまわって遊ぶ姿を、いつも校庭の隅から眺めていた。
そんなある日、藤本氏、光り輝く2つの宝石を見つけた。それがヨガと記憶術。
以来藤本氏は、ヨガと記憶術による頭脳改造作戦を次々と展開していき、わずか3ヵ月後には人並以上の記憶力を持つようになった。
そして、NHKを始めとして数多くの記憶術の番組に出演し、「記憶術日本一」となったこともあり、今ではマスコミから”人間コンピューター”なる名誉あるあだ名がついた。
藤本氏、記憶術が誰にでもできるものかどうかを、『日本記憶術学院』と『東山ヨガ道場』で何百回となく試した。その結果、この超記憶術が、今や荒んだ状況にある受験戦争にとって、革命的兵器になりうると同時に、激変する国際社会に生きるための最強の武器になると確信するに至った。
本書を読んで、あなた自身のために、この超記憶術を活用してほしい。必ずあなたに奇跡が起こる。
皆さんは、自分の能力の限界を感じたり、記憶力がいいのは余程の秀才か天才でなければ、まったく不可能だと、頭から拒絶反応を起こされたりするかもしれない。
しかし、本書で説明する記憶術の原理とその応用の方法を理解し、それを身に付ければ、必ずあなたにもできる。
集中力の強化と共に、人間の五感、つまり”百聞は一見にしかず”の視覚型。耳で聞いた方が覚えやすいタイプの聴覚型。痛いとか、苦しいとか、楽しいとか、悲しいという感覚で覚える感覚型。人の言葉や格言などで覚える言語型。これらをフルに活用しながら正しいやり方で行なえば、藤本氏と同様、いや、ひょっとしたらそれ以上に記憶力を得ることが可能となり、かつ、膨大な知識の貯蔵があなたにもできるということを、最初にしっかりと頭に入れておいてほしい。藤本氏の記憶術を使った成功例を列挙してみよう。
いつも劣等生で、試験を恐がっていた中学生が、ある日、突然学年で上位に出てきた。働きながら難関といわれる司法試験に合格した。60歳という高齢でありながら、自動車免許を一度でパスした。人の名前と顔を一度に覚えてセールスに役立ったという営業マン。
年に3回行なわれる藤本氏の超記憶術の集中セミナーでは、次々と一流大学に合格したという吉報が届いた。成功例には枚挙にいとまがない。このことからも、あなたが絶対にできるという確信を藤本氏は持っている。

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