著者:三浦大
ページ数:323
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しかし、今ではメタクォーツ社からはMT4はダウンロードできないようになっています。また、マイナーアップデートも止まったという話も聞いています。近い将来、MT4が廃止されてしまう可能性が少しずつ高まっています。そうなってから慌てないように、先回りしてMT5のインディケータを自作できるように準備しておきましよう。
本書はプログラミングを専門としないトレーダーが、MT4のプログラム(mql4)の知識がなくてもMT5のプログラム(mql5)が書けるように書かれたものです。mql5はmql4以上にたくさんの機能があります。C++言語のように、クラスライブラリを使って、大規模なプロジェクトを作ることもできます。しかし、トレーダーはそのような知識が全て必要となるわけではありません。
よく使われるインディケータならば、限られた道具で書けます。そのため、インディケータの書き方については必要最低限の内容に絞りました。もし、本書の内容を完全にマスターできたなら、トレードに必要なインディケータを作るのはかなり楽になると思います。
本書は、プログラミングの初心者でも理解できるように、使う道具を絞りました。それでも全くの初心者の方では少し難しいと思いますので、if文、for文、switch文など基本的な文法についても解説をしました。
また本書は、トレーダーが自分で使うインディケータを作るため、あるいはMT5に標準搭載のインディケータの構造を知る助けになるために書かれたもので、インディケータを作成して販売したり配布したりすることは想定していません。従いまして、かなり思い切ってエラー処理を省略しています。たとえば、移動平均線の期間にマイナスの数を入力した場合のエラーメッセージの処理などが必要になります。しかし、自分が作ったインディケータはそういう操作はしないだろうという想定のもとで省略しています。インディケータの場合、エラーがあれば、表示されないだけであるのでそんなに実害はありません。実際MT5標準搭載のインディケータもエラー処理が省略されているものもかなりあります。一方で、自動売買プログラムであるエキスパートアドバイザー(EA)は決済が絡むので、エラーが致命傷になるばあいもあります。EAを作るときにはまた別途解説をします。
本書のプログラムは全て特設サイトからダウンロードできますので、実際のプログラムコードと比較しながら読み進めていってください。
~本書の内容~
第1章メタエディターの使い方
第2章簡単な文法
第3章移動平均線(1)
第4章RSIに移動平均線(1)
第5章RSIに移動平均線(2)
第6章RSIにボリンジャーバンド
第7章バンドワイズチャート
第8章%bチャート
第9章移動平均線(2)
第10章iCustom関数
第11章ヒストグラム
第12章Aroonインディケータ
第13章雲をつくる(1)
第14章雲をつくる(2)(移動平均線大循環分析)
第15章雲をつくる(3)
第16章一目均衡表の再生
第17章オブジェクト
第18章売買シグナルをつくる
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