著者:吉田光宏
ページ数:55

¥250¥0

5年間にわたり広島県内を取材して歩き、どんな農業が営まれているかをまとめた『広島県の農業を知るとカープを応援したくなる』(2015年発刊)と続刊『広島県の農業を知るとカープを応援したくなる2』(2017年)の内容をテーマ別に10冊に分けて紹介するものである。
書名は広島県の農業と日本を代表するプロ野球チーム、広島東洋カープの相似性を訴えている。テーマ1は「進取の気性」。広島県は中国地方の政治経済の中心として発展してきた。その原動力といえるのは進取の気性に富む県民性であろう。農業分野においても、現状を正確に分析し、斬新なアイデアと努力で成果を生んでいる例がいくつもある。
本書で取り上げるのはその一部で、①広島県の観光農業をリードする<平田観光農園>、②青ネギ水耕栽培の面積日本一の<クリーンカルチャー>、優れた特性が高く評価されている<飼料イネたちすずか>、循環型農業を目指してジェラートやハンバーガーが人気の<カドーレ>、伝統野菜など約5,000種類の種子を保存している<農業ジーンバンク>の5件。
表紙は紙の本と同じように広島県の地図をイラストにし、文字はカープの赤色にした。農業が元気になるように思いを込めた色である。

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