著者:立花 幻夏
ページ数:121

¥480¥0

 東北地方のほぼ中央部に位置する磐越西線と米坂線、そして廃止されて久しい日中線の、1969年~1970年の様子を中心に、さらに遠い昔の「野岩羽線構想」をふり返り、また東北へのメインルートだった東北本線の全盛期の様子を加え、80点ほどのモノクロ(含:カラー)写真と、図・エッセイなどで綴った「鉄道フォト・アンソロジー」です。「史実を脳裏に思い描けるよう、語り部のように語り伝えてみたい。」というコンセプトの下に書き下ろしました。
 当時の鉄道事情に、時代背景や世情、さらに遡った歴史なども掘り下げ、詩情を織り交ぜてフォト・エッセイ風に描き、写真と文章を併せて楽しんで頂くことを念頭に置いています。
 本書は、「序.東北への道:東北本線・豊原~白坂、他」・「1.阿賀野川の記憶:磐越西線・喜多方~山都、他」・「2.記憶の中の鉄道:日中線・喜多方~熱塩」・「3.飯豊山脈の北:米坂線・越後金丸~越後片貝」(目次より)……という順序で構成されています。これは各章の内部構成も含め、全体として下り列車に乗って進むことをイメージした編集です。
 1970年代半ばの東北本線・黒川橋梁周辺の様子、今も続いている会津若松駅のスイッチバック構造について、C57が「貴婦人」と呼ばれることについて、在りし日の日中線、写真と図で解説する会津加納駅の貨車増結の様子、そして米坂線と名機9600など……、様々な描写や語りを楽しんで頂きたいと思います。

※基本的に、16ベースの写真データによる「1枚の大きな写真」と、「エッセイ風の解説」とを、1頁単位の固定レイアウトで編集しましたが、KDPでは「文字の大きさ」と「頁の幅」が可変であり、その拡大率の設定によっては、写真タイトルや文章の一部が次頁に移動したり、また1行の文字数が増え過ぎるなど、読み難くなることもありますので、ご留意下さい。

※1頁単位の情報量が大きいため「単頁設定」&「全画面表示」を推奨しています。

 なお、本書はシリーズ「Railway Photo Anthology:1970 before and after」の第3集として出版しており、第1集「碓氷峠の残像:1968-1969」・第2集「郷津駅の遠い夏:1969」と併せて、お楽しみ頂ければ幸いに思います。

 追記:本書は、2018年7月初版発行。最新版は、2021年3月発行の改訂版になります。

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