著者:とくな のぞみ
ページ数:204

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本作『空を飛ぶ馬』は、副題にありますように、既刊の拙著『なぞときおとぎ話』の改訂版です。予定では[三部作]に仕立て直す心づもりでおりますが、本作はその[第一巻]です。

オリジナル版の執筆当時[2009年]、とにかく無我夢中で、思いついたことを手当たり次第に書いておりました。ですが、現在[2018年]、魔法昔話全体の[時系列]が、かなりはっきりとつかめてきましたので、その[ものさしの目盛り]の中へ、各モチーフをはめこんでいくような、そんな楽しさもありました。

構成は[2章]です。第1章 天地分離、第2章 空を飛ぶ馬。

[天地分離]につきましては、【新層=天父地母】の下に【古層=他界からの逃走】を見つけることができ、9年前の執筆当時から、そこそこの完成度に達していたものです。

今回、苦戦しましたのは、むしろ[空を飛ぶ馬]です。古代人にとって[他界]は決して【遠い遠い国】ではなく、むしろ【となりの他界】とでも呼ぶべき観念であったことを知って以来、では【馬の贈与者】としての【ヤガー】はいったい何者なのかと、目の前がくらくらしてしまいました。がんばって解明しました。よろしくお願いいたします。

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