著者:木原 信敏
ページ数:377

¥1,375¥0

<内容紹介>
1997年に発表された「ソニー技術の秘密」は、ソニー創業者の一人井深大の右腕として、日本初のテープレコーダーを完成させ、日本初の真空管式VTR、世界初のトランジスタ式VTR、ベータ方式のVTR「ベータマックス」をはじめ、デジタルカメラの元祖とも言える電子スチルカメラ「マビカ」など、数多くの「日本初」「世界初」を生み出し、現在当たり前になっている録音録画文化の礎を築いたソニーを代表する製品の数々を開発し、同社を技術面で支え続けた伝説の技術者・木原信敏によるソニー技術開拓史です。

戦後間もない焼け野原の神田で、ソニー創業者の一人 盛田昭夫 と共に手に入れた薬品をフライパンで炒って作った磁気テープ。瞬く間に小型化を実現していく日本初のテープレコーダー、そして小型化の過程で実現した後のウォークマンになくてはならない技術の発明。日本初であろうステレオでの生録音の苦労話。ニューヨークの新聞記者たちを驚かせたポータブルVTRのエピソード。世界初の家庭用VTR誕生からベータマックス、そして半分のサイズの8mmカセットのビデオムービー。etc… 盛りだくさんの製品開発にまつわるエピソードの数々は、そのまま私たちが慣れ親しんできた録音録画文化の歴史そのものです。

本書は後に、圧倒的なCG表現で世界を驚かせたプレイステーション2のCG描画機能の心臓部「グラフィックス・シンセサイザー」を開発し世界を驚かせた「ソニー木原研究所」を立ち上げ代表取締役として活動していた頃に発表され、技術者のみならず多くの方に愛読されていました。

生涯現役を貫き、自身の才能と技術を惜しむことなく開発に傾け、常に新しいことへチャレンジし続けた偉大な技術者の発想力、行動力に触れる名著、待望の復刊!

<仕様>
346ページ

<著者について>
元ソニー専務取締役 / 元ソニー木原研究所社長。
1926年(大正15年)10月14日生まれ。
1947年に早稲田大学専門部工科機械科を卒業後、新卒採用第一期生として東京通信工業(現ソニー)に入社。
1950年に磁気テープの製造方法を開発し、日本初のテープレコーダーを完成させた。
その後、日本初の真空管式VTR、世界初のトランジスタ式VTR、世界初の本格的な家庭用VTR「CV-2000」、ベータ方式のVTR「ベータマックス」など、ソニーを代表する数々の製品を開発。
ソニー創業者の1人である井深大氏の右腕として、生涯現役を貫き、同社を技術面で支えた。
1988年ソニー木原研究所を設立。
1990年紫綬褒章受章。
2011年死去、享年84。

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