著者:ケン月影
ページ数:55

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大奥暴れ女情~清純なる娘の仇討ち物語~
官能時代劇

時は天保二年(一八三一年)十一代将軍・徳川家斉(61歳)
絶倫将軍と渾名され側近四十余名を抱えていた。

江戸城は、表、中奥、奥という区分で構成され
幕政の執務所が表て中奥が将軍の公邸
奥が将軍の私邸、つまり
本丸だけが大奥と呼ばれていたのである。

大奥へは平河門(御局御門)を抜け
七ツ口で厳しいお調べを受け出入り出来た・・・

そして御錠口を入るとそこから大奥
男子禁制の女の縮図、権力、嫉妬
欲望が絡み合い陰湿な策謀、
確執が織り成す伏魔殿である。

美里は誓紙(誓約書)の約定を誓わされると・・・
身体を改めて強要された

大奥女中は十六才からで秘処お調べは
すでに破瓜か処女で生娘のままかを確かめるのである

美里を雇用てくれた主人「表使」篠乃井のはからいで美里は
武家の出を控え
町屋の魚屋源兵衛なる親の娘として
名を美里の里を取りお里と改めた。

■目次

●大奥暴れ女情 第一話
 清純なる娘の仇討ち物語

●大奥暴れ女情 第二話
 大奥に逃げ込んだ美里に過酷な試練が待ち受けていた!

●大奥暴れ女情 第三話
 悲しみに暮れるお里が出した決断とは・・・

■画 ケン月影

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