著者:川俣 晶
ページ数:29

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 8bit CPUのBASIC言語には非互換性が多かった。
 それゆえに、PC-8001は業界標準のMicrosoft BASICを採用して互換度の向上を目指したはずであった。そして、その後多くの企業はそれに倣ってMicrosoft BASICを採用したはずだ。
 しかし、同じMicrosoft BASIC内であっても、LSETステートメントに深刻な互換性の欠如が存在することに気付いた筆者は、調査を進めるうちに、更に驚くべき非互換性の世界を見ることになる。
 自社開発の独自BASICを使うから非互換なのではない。
 機種ごとの固有の機能が多いから非互換なのではない。
 機種に依存しないごく基本的な機能ですら、非互換性があったのだ。
 2019年の今、70年代の80年代の迷宮の扉を開いてしまった筆者はNEC、富士通、日立、MSXなどの大手国産PCから海を越えてTRS-80 Color Computer(CoCo)にまで調査の伸ばす。その果てに見いだした結論とは!?

目次
まえがき
用語の定義
話の発端はLSET文の非互換性
FIELD抜きLSETで発生するエラーの種類は何か
6809版Microsoft BASICの迷宮
MB-S1には存在しない非互換性
80世界にも存在した迷宮
正しい仕様は何かという問題と足を踏み外したのは誰か
もう少し考察する日米の文化の差
残された謎
まとめ
あとがき
付録・N88-BASIC(86)ではどうか
付録・時系列の検証・マニュアルの誤記が発生するメカニズムの考察

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