著者:愛川 今生
ページ数:171

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 車に乗って50年になる。その間に、いろいろな車に乗ってきた。本書では、私が乗ってきた車について、その思い出を書きたい。車について書くというと、ベンツやポルシェなどの高級車がでてきてというのが多いし、車の専門家によるものがふつうだろう。私は名古屋に生まれた一庶民で車の専門家でもないから、ふつうの車ばかり出てくる。しかし、そんなクラシックカーとなった車の写真がいっぱい出てくるから楽しんでいただきたい。
 車を乗る人間が歳をとるにつれて、車に対する思いが変わってくるのはあたりまえのことである。若いころは、そのかっこうよさだけで車を選んでいた。しかし、歳を取るにつれ、安全性が第一である。しかし、この50年を振り返ると、それは年齢が進んだことだけが要因ではなさそうだ。車に対する世間一般の考え自体が激変しようとしている。走りがよい車から、ぶつからない車へと変わるのだ。ところが、トヨタの社長はいまだにそのことにきづいていない。スープラが復活した日の豊田社長のことばに私は落胆した。100年前は移動手段が馬だった時代から 現代は自動車に全て切り替わったが、その馬のなかでいまでも生き残っているのは競走馬だというのである。スープラの復活を悦ぶ人たちには、そのことばはなんの変哲もないことだ。しかし、株主でもある私からすると、自動車をこのように理解する限り、トヨタはグーグルに負ける。
 本書は名古屋学シリーズのなかに含めることにした。このため、本書には名古屋に関することが随所にちりばめられている。昭和の時代の名古屋の写真も10枚余り収録されている。しかし、本書はやはり車に関する私の随想をつづったもので、そちらが中心である。なお、今回も20分では読めないことを、おゆるしいただきたい。
戦前の名古屋を走っていた車たち
トヨタ自動車創業者・豊田喜一郎氏をモデルにしたテレビドラマを観て
イギリスの名車、オースチン
愛すべき妖精、メッサーシュミットKR200
多彩なる Messerschmitt KR200
1950年代の名古屋における車たち、ルノーやヒルマンなど
てんとう虫のスバル360
日産の初FF車 チェリー X-1を初めて購入
日産チェリーのガソリンが買えない。
大好きだったワーゲンに乗る
1200㏄のワーゲンをきれいに着飾ってやろう。
華麗なるいすゞの 117クーペ
ワーゲンのいろいろな特徴
ワーゲンは15インチのダイヤだ。
ワーゲンでは、こわくて名古屋へ帰れない。
富士重工の車、スバルに乗り換え。
日産の誇るべき伝統、ブルーバード
またまたお会いしました、Oceanic Blue のワーゲン
ぼくのワーゲン、クラッチ・ペダルのないマニュアル車
スウェーデンの名車、ボルボ
マツダの大衆車、ファミリア
スズキの傑作アルトがわが家のセカンドカー
三菱自動車全盛期のギャラン・シグマ
1980年代後半のアメリカ車事情
名古屋吹上にヤナセの販売店が開店
トヨタのもっともエレガントな車ED
車のTVコマーシャル、日米比較
フォードのムスタングで、自己最高時速
世界の「軽自動車」、ミニクーパー
イギリスで一年間、アルトに乗る
1995年、イギリスの道路事情
トヨタの販売方式に驚いて買ったクレスタ
小さな宝石、光岡自動車のビュート (Viewt)
永遠のあこがれの車、ジャガー
わが家の小さな宝石、ビュート
クライスラーのPTクルーザーに試乗
韓国の高級車、ヒュンダイXG
ステイタス・シンボルとしての車
自動車に、エンブレムは大事だ!
2008年、ヨーロッパの車事情
ハッチバック型でなかなかよい、インサイト
日産とトヨタの長年にわたる闘い!
マツダ技術者の熱意に敬意を表して買ったデミオ
マツダのデミオ・スポルトで快走
フェラーリは車じゃない!
大嫌いなゴーン日産の奇抜なジュークに魅せられて!
日産のジュークはおもしろい
恋焦がれたトヨタのC-HRはどこへ行ってしまったのか!
ヴェゼル、私が乗る最後の車か?
アルミ・ホイールって何だ!
ヴェゼルとジュークの私的比較
車の宣伝は重要だ!
トヨタと名古屋

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