著者:川俣 晶
ページ数:125
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初めての国産パソコンは何かという議論は錯綜していて人によって結論は異なっている。それはそもそもパソコンとは何かについての具体的で唯一の定義が存在せず、人によって違うからだ。これでは建設的な議論などできようはずもない。
そこで、筆者は【はじめてパーソナルコンピューターを自称した国産機は何か】というテーマを立てることにした。そのマシンを開発した日本企業が自ら【パーソナルコンピューター】という用語を自社製品に対して使用したのはどの機種なのだろうか。残存する雑誌広告やチラシを調べれば、ある程度明らかにできるはずである。
筆者は手持ちの古い月刊I/Oと月刊ASCIIをめくりながら調査した。
1978年9月のベーシックマスターなのだろうか。
1978年12月のMZ-80Kなのだろうか。
1979年9月のPC-8001なのだろうか。
結論はどれでもなかった。結論は、誰も予想できない(筆者も書き始めたときには予想していなかった)場所に着地する。
そこで、筆者は【はじめてパーソナルコンピューターを自称した国産機は何か】というテーマを立てることにした。そのマシンを開発した日本企業が自ら【パーソナルコンピューター】という用語を自社製品に対して使用したのはどの機種なのだろうか。残存する雑誌広告やチラシを調べれば、ある程度明らかにできるはずである。
筆者は手持ちの古い月刊I/Oと月刊ASCIIをめくりながら調査した。
1978年9月のベーシックマスターなのだろうか。
1978年12月のMZ-80Kなのだろうか。
1979年9月のPC-8001なのだろうか。
結論はどれでもなかった。結論は、誰も予想できない(筆者も書き始めたときには予想していなかった)場所に着地する。
目次
まえがき
パソコンとは何か
パーコンとは何か
マイコンとは何か
完成品マイコンの世界
コラム 過渡期の徒花かSORD M5
泥沼になる世界初のパソコン
こっちも泥沼になる日本初のパソコン
ベーシックマスター説の検討
PC-8001説の検討
MZ-80K説の検討
パナファコムPFC-15説の検討
(以下略)
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