著者:匿名ラガーマン
ページ数:75
¥999 → ¥0
我々匿名ラガーマンとおおたケィはそれぞれNZ、アメリカのラグビーチー ムに単身で飛び込み、ラグビーをしてきました。 ラグビーという競技性質上、チームメイトと協力し、勝利を目指すという” 協働”作業は欠かせません。その中でコミュニケーションは言わずもがな必 要となってきます。しかしこのコミュニケーションの部分が日本人にとって一番大きな壁なの
ではないでしょうか。今まで学校や塾で英語を習ったことがあっても、それは話すための英語ではなく、受験を見据えたもの。ましてやスポーツのプレーの中で使う英語は習ったこともありません。
我々自身も海外でプレーする中でこの壁には大きくぶち当たりました。
日本でいうこの言葉ってなんていうんだろう。ボール欲しいときなんて言 えばいいんだろう。
「パスだせ」
そんな簡単な言葉ですら、英語でどうやって言えばいいのかわかりませんでした。ネット上で調べてみても、そのような情報はあまりありません。そこでふと気がつきました。そもそもラグビーで使う英語のナレッジ(知識)共有がされていないの だということを。考えてみればこれは少しおかしな話といえるでしょう。巷には受験参考書や英会話の参考書がありふれている。またその中でもビジネスで使う英語、日常で使う英語などそれぞれの分野に特化した参考書は出ている。なのにラグビー、またスポーツで使う英語はナレッジ共有されていない。またラグビー自体をみても、ルールブックや、プレー解説のDVD、参考 書は出版されているものの、コミュニケーションに関しての参考書はほ とんど出ていない。
そこで思いついたのがこの本です。
この本はプレー中に使う英単語や熟語をまとめています。 「パスを出せ」「展開しろ」そんなプレー中に使うような英語や 「スパイク」「ヘッドキャップ」などといった道具に関する英語も。ま た海外でプレーする際に苦労する点は言語だけではありません。食事や 生活様式の違いなど文化的な違いも苦労することでしょう。そこで我々 の経験ベースでそのようなエピソードもふんだんに収録しています。
「この本を読めば、英語がペラペラになり、海外で楽にプレーできる。」 という訳ではありません。また我々も海外在住歴が長い訳ではなく、現 地人のように完璧に英語が話せる訳でもありません。
しかし、現状海外×ラグビーの知識共有がなされていないということを 考えれば、我々が出版という形をとることで、この知識にアクセスでき る人は確実に増えます。
我々がもっている知識がレベル2やレベル3であったとしても、その知 識を共有することで、あとに続く人がレベル0ではなく、レベル2や3 からスタートできる。これだけでも大きなメリットがあると思っていま す。その人たちが現地で得た経験を元に、それぞれがその知識をアップ デートしてくれれば、ラグビー全体としてプラスとなるでしょう。
そういった思いから今回出版しています。
ですからこの本だけをあてにするのではなく、この本を元に、みなさん がそれぞれの場所でそれぞれの体験をしていくことを、そしてこの本が 少しでも皆様の現地でのラグビー生活の役に立つことを願って出版させていただきます。
シリーズ一覧
- 同シリーズの電子書籍はありませんでした。
この期間中は料金が980円→0円となるため、この記事で紹介している電子書籍は、すべてこのKindle Unlimited無料体験で読むことが可能です。