著者:上杉 光榮
ページ数:146

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プログラミング理科実験教室シリーズ第三弾です。今回のプログラミング理科実験教室は、プログラミング教育用にソニーが開発したIOTブロックのMESH(メッシュ)です。幸運にも比較的早い段階でMESHを手にすることができたので、教育現場やプログラミングワークショップ等で実施した内容とGPIOブロックに電子回路を接続して機能拡張した内容を本書にまとめました。

日頃、小学校において理科実験の支援や地域のプログラミング教育に携わっている関係から、SCRATCH(スクラッチ)やmicro:bit(マイクロビット)、RaspberryPi(ラズベリーパイ)、Arduino(アルドゥイーノ)などをどのように教育現場に活用できるかを考えているのですが、MESHは本当に良く考えられた教育用のIOTツールだと思います。

その特徴のひとつは、既存のツールは使用開始までのハードルが意外に高いのに対し、MESHはその導入が容易である事です。基本的にBluetoothに問題がなければMESHアプリをインストールしてすぐにレシピ(プログラミング)作りを開始出来る事です。
次に、なんといっても既存のものとプログラミングの概念が異なることだと思います。何かの「仕掛け」を作り上げることに関し、プログラミングスキルよりも発想力・創造力がより発揮されるコンセプトになっています。なかなか言葉では言い表すことが出来ないので、ぜひ実際にMESHを使って体験して頂きたいと思います。

さて、本書は「小学校の先生のための」というサブタイトルをつけています。しかしながら、応用編では電子部品やハンダ付けやブレッドボードなどを使った電子工作の内容が入っています。小学校の理科の単元(小学6年の電気の利用など)でMESHを実験装置として使うときに必要になるアダプターなどを作成する内容です。

電子工作というと小学校の先生方は、ちょっと敬遠されると思いますが、本書の内容は非常に簡単で分かりやすく短時間で作成できるものです。出来合いの市販のものを導入するのも良いのですが、本書を参考にぜひ実験装置の自作にチャレンジされることをお勧めします。おそらくコスト的には1/10か1/20で機能的には同等かより優れたものが出来上がると思います。
そして、なんといってもご自分で作成することにより電気やプログラムや電子回路についての理解が必ずや深まる事と思います。授業の内容にも本書で得た知見を活かすことが出来るのではないかと思います。

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