著者:鈴木 英春
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必殺の19手定跡! 英春流の全貌がここに

アマ将棋界のレジェンド、鈴木英春氏が開発した2つの“総合戦法”「かまいたち」&「カメレオン」。

かまいたちは「必殺の19手定跡」が象徴するように、駒がぶつかる前に敵を斬ってしまおうという優れもの。英春氏はこれを用いてアマ王将2連覇、グランドチャンピオン戦優勝など、実績を挙げています。
飛車先の歩交換を急がない、防がないという指し方は今でこそメジャーになりましたが、当時としては異端そのもの。30年以上、時代を先取っていたといえるでしょう。

カメレオンは英春氏がプロを倒すことを目標に、新しく開発した戦法です。初手は先手なら▲9六歩、後手なら△6二銀。一見、奇異な立ち上がりですが、相手の様子を見ながら自由自在に戦います。

英春流は総合戦法なので、対居飛車も振り飛車もOK。これをマスターすれば他の定跡を覚える必要はありません。定跡が教える観念の逆を衝き、敵の思惑の裏をかく――。英春流の極意に触れて、定跡党のライバルに一泡吹かせてください。

●目次
序 章 英春流の発想
第1章 かまいたちVS振り飛車
第2章 かまいたちVS居飛車
第3章 かまいたちVS居飛車 実戦編
第4章 進化する英春流の世界 かまいたちからカメレオンへ
第5章 2人の後継者

●著者
鈴木英春(すずき・えいしゅん)
1950年4月11日生まれ、神奈川県横浜市出身。
中学卒業後、坂口允彦九段に入門し、以後16年間(15歳~ 31歳)を日本将棋連盟奨励会で過ごすが、棋士の資格である四段を目前に、1981年、年齢制限により退会。この間の経緯が、当時「名人への遠い道」(NHK)というタイトルで放映されて、大きな話題を呼んだ。
退会後3年を経て、将棋の世界に復帰。全く独自の新戦法「かまいたち」を引っさげ、1987年、1988年アマチュア王将戦連覇、1989年グランドチャンピオン戦優勝などの栄冠を手にする。
著書は『将棋泣き笑い』(時の経済社)、『必殺!かまいたち戦法』、『必殺! 19手定跡』、『必殺!右四間』、『必殺!陽動振飛車』(三一書房)など。

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