著者:久保 利明
ページ数:252
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さばきの極意、ここにあり
本書は「さばきのアーティスト」こと久保利明九段の四間飛車を集めた実戦集です。
「第1部 自戦記編」が12局、「第2部 棋譜解説編」が39局で合計51局。久保振り飛車の原点といえるノーマル四間飛車から、藤井システム調の急戦含み、さらには角道オープン型と、進化を続ける久保利明の四間飛車を時系列に沿って紹介しました。中には戦型選択のチェンジを迫られることになった痛い敗局も紹介してあり、久保将棋の変遷はもちろん、昨今の振り飛車情勢も分かるようになっています。解説には「後手番の角交換振り飛車は持久戦になれば満足」、「飛車のこびんを狙うのは振り飛車の基本手筋」、「後手の駒組みは△3四金型にするのが一つの目標」など、振り飛車党ならずとも覚えておきたい心得が盛りだくさん。「さばきの極意」がこの一冊にギュッと詰まっていますので、ぜひご一読いただきたいと思います。
●目次
序文 久保振り飛車の変遷
第1部 自戦記編 第1局~第12局
第2部 解説編 第13局~第51局 解説・大石直嗣七段
●著者
久保利明 (くぼ としあき)
1975年8月27日生まれ。兵庫県加古川市の出身。
4歳のとき、のちの師匠となる淡路仁茂九段に王将1枚(19枚落ち)から将棋を教わる。
1986年、6級で奨励会入会。
1993年4月、四段昇段。
2003年4月、順位戦でA級昇級により八段昇段。
2009年3月、第34期棋王戦で佐藤康光棋王を破り、初タイトル獲得(3連覇)。
2010年3月、第59期王将戦で羽生善治王将を破り、二冠となる(2連覇)。
2010年3月、第35期棋王戦で防衛を果たし、タイトル獲得3期により九段昇段。
2017年3月、第66期王将戦で郷田真隆王将を破り、王将に復位(2連覇)。
美濃囲いをこよなく愛する振り飛車党で、「さばきのアーティスト」の異名を持つ。
終盤で苦しくなった際には「粘りのアーティスト」という、裏の顔をのぞかせることも。
タイトル戦登場は14回、獲得は7期。棋戦優勝は6回。
「最強四間飛車マニュアル 急戦編」(日本将棋連盟)、「久保流 最強先手振り飛車」「久保の石田流」「久保の中飛車」(マイナビ出版)など、著書多数。
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