【無料で読める】解法戦略通過領域

本書は筆者が長年にわたり進学塾において、
東京大学をはじめとする難関大学受験対策選抜クラスにて使用した資料を、
当時の講義ノートを基に再構成し出版したものです。

本書の内容は、
塾内でも選抜試験をくぐり抜けた受験生しか受講できないものでした。
その為、
基本を固めたい思われる人には向かないと思いますのでご注意ください。
具体的には、
偏差値60くらいの受験生が70以上までに引き上げる為につくられたものです。
問題を見て考えられない（考えようと思わない）方は、
本書のターゲットとしておりません。

数学の攻略方法として様々な方法があると思いますが、
筆者が重きにおいているのは、イメージとインスピレーションです。
問題を見て、考え、イメージをし、
解法のインスピレーションがどのように発生するかが大切なプロセスとなります。
イメージが湧いてくるためのトレーニング方法は、
単に解法の数式だけを追っかけるのではなく、
その問題からどのような図が描かれるかイメージすることが大切です。
イメージをし、インスピレーションがおこることを必然とするために、
従来の参考書とは違い、授業のライブ感覚を重視し、
黒板に記載したものを伝えたいと考えました。
その為従来の参考書とは違い、図と表が多く記載してあります。　　　

本書は、イメージトレーニングのために、
図をふんだんに盛り込んだ結果、1ページで解答を収まるようにしておりません。
したがって、解答がページの途中で次のページになってしまうところがありますので、
あらかじめご了承ください。　　　　　　　　　

昔、数学が好き・得意だった数学愛好家の方にも読んで楽しんでいただけたら幸いです。

構成
放物線と円
放物線と円が絡む問題は頻出問題です。
よく見かける定番問題から曲率円まで収めてあります。
未習部分は読み飛ばしてください。　

二次方程式の解の配置問題
解の配置問題は重要でしつかり解けるまで練習を続けてください。

通過領域
通過領域の問題は解の配置問題で解きます。
今回二次関数の解の配置問題で解けるものだけ収めてあります。
他に通過領域ではあと2つ習得しないといけない解法がありますが、
これはまたの機会にしたいと思います。

変数変換
通過領域と軌跡の二つの発想を使います。
今回は通過領域の関連した問題を収めてあります。

軌跡
正攻法と逆手流の二枚看板です。必ず二つ習得してください。

願わくは、全ての受験生に幸運を。