著者:山田博士
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忘れもしません。
あの年。
そう、2017年の、まさに年末。
ぼくたちみんなが年末年始で酔っぱらったり、あるいは多忙
なときを見計らって、政府は「動き」ました(えっと、酔っ
ぱらっているのは、ぼくだけかもしれませんが……)。
きわめて「こっそりと……」、日本政府は、この悪魔の除草
剤「グリホサート」の残留基準値を「超大幅に」……引き上
げたのです。
つまり、それぞれの作物に、もっとたくさんこの「グリホサ
ート」を使ってもいいですよ、とね。
その日は……じつに、「クリスマス」という……12月25
日でした。
いやあ、よくやりますよね。
こういう日を狙(ねら)うということは、その裏に何かある
……と、誰でも思ってしまいますよね。
そして、それが当たりました。
★★★
そのときに、国産の小麦や国産の蕎麦や、トウモロコシなど
に、この「グリホサート」を大幅に使ってよし、となったわ
けですね。
いや、2倍や3倍じゃありませんよ。
たとえば小麦は、改訂前は5ppmでした。
つまり、それまでは、それ以上の「グリホサート」を使って
はいけなかったのです(もちろん、体に悪影響を与えるとい
う意味で、その数値は決まっていたわけですよね)。
それが……今回、なんと6倍の30ppmに……。
6倍ですぞ。
でも、そんなことで驚いていては、この国では生きて行けま
せん(笑)。
国産の蕎麦(そば)には、なんと「150倍に」!
ぼくは、蕎麦が大好きです。
ザル蕎麦と冷や酒があれば、もう最高……(笑)。
そのような蕎麦好きの人間の頭から冷たい水をかけられるよ
うな仕打ちを、してくれました。
★★★
そして、この「グリホサート」は、皆さんが庭や家庭菜園で
使う家庭栽培用の除草剤にも、大手を振って使われておりま
す。
身近の「100均店」や、ホームセンターでも売られており
ます。
ダイソーは、これに対する消費者の反対運動のあまりにもの
大きさのため、ついに、2019年にこの商品の販売を中止
しました。
それほどの除草剤なんですね。
でも政府は、何を思ったのか、逆に規制緩和を進めました。
そして、この製造元の「モンサント社」は、このほど、約3
20億円もの賠償金を払うよう、裁判所から命じられている
わけですね。
それほど、世界的も問題のある「グリホサート」。
そういう現実を、今回は、本書で述べました。
ぜひ、今日から、即、動いて下さい。
今回、最後部分に、これを製造している「モンサント社」と
いう企業がどういう過去を持っているのか。
そして現在の状況などを、詳しく述べておきました。
きっと驚かれると思いますよ。
ささささ、それでは、本書を「楽しく」ご覧下さい。
★目次
★(第1章)
ところが、すぐ近くにある「100円ショップ」など(ホー
ムセンターも同じです)で売られている除草剤の成分に、い
ま衝撃的なことが起こっていたんですね……
★(第2章)
「私は、そのような除草剤のグリホサートなど、使っていな
いしね」と思っていらっしゃるあなた。国産のお蕎麦(そば)
や国産小麦のパンは食べませんか。それらに、この悪魔の除
草剤「グリホサート」が「6倍~150倍」も使うことがで
きるようになりました……
★(第3章)
このモンサント社。いまはバイエル社に買収されましたが、
文字通り「化学、種子(しゅし)、農薬」の分野で、世界を
支配する巨大企業が誕生しました。第二次世界大戦中、広島
に投下する原爆の開発をしていたのがアメリカの「マンハッ
タン計画」でしたが、じつは、このモンサント社の社長が…
★(第4章)
最後に、家庭菜園や家の周りの雑草たちをどうしたらいいの
か。これらについて、少し述べておくことにします。いろい
ろな環境がありますが、それぞれによって、その対処は異な
るのかもしれません。まず、雑草には、2種類あります。一
年草と多年草。まあ、これはご存じですよね。そこで……
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