著者:永嶋信晴
ページ数:62
¥315 → ¥0
今を時めく「半沢直樹」シリーズの後追い本と思われがちですが、本作は、銀行ミステリーの大家・池井戸潤氏や江上剛氏がデビューする前に書かれました。
銀行現場のリアルすぎる描写と、主人公の露悪的なキャラクターから、作者が20年以上封印してきた作品です。処女作でありながら、小説推理新人賞の2次選考通過作でもあります。
今回の出版に際して、ミステリーとしての矛盾点を正し、専門的な内容をわかりやすくするなど、大幅な加筆・修正を行いました。
舞台は、バブル崩壊前後の日本橋兜町。主人公の池崎は、地方銀行の兜町支店に勤める融資担当の中堅行員です。
彼は、優良取引先の社長令嬢をめぐり、都市銀行のエリート銀行員と恋の鞘当てを演じていました。
ある日、融資窓口に、中小企業の経営者が現れます。社長とは思えない姿や物腰に池崎は驚き、一度は融資を断ろうとしました。しかし、その経営者との取引には、ライバル銀行員に勝つことができる大きな魅力があったのです。
銀行融資の総量規制、貸し渋り、粉飾決算、一部上場企業の倒産、左遷、転落…。バブル崩壊の嵐の中で、翻弄される銀行員。
銀行員同士のライバル意識が殺人事件を生み、犯人には、さらなる悲劇が…。
バブル崩壊前後に、日本橋兜町周辺で融資を担当していた作者だから書けるリアルな描写。
「半沢直樹シリーズ」の対極をなす、救いようのないラストのどんでん返し!
賛否両論必至の問題作です。
著者プロフィール
永嶋 信晴 [ナガシマ ノブハル]
東京生まれ。
早稲田大学および日本大学卒業。地方銀行に約10年間勤務した後、各種業務代行会社を設立し独立。ライターとして、ビジネス書や家庭医学・福祉書、旅行ガイドブックなど多方面の書籍を執筆。銀行関連の著作やコラムなども数多く手がける。
2013年のテレビドラマ「半沢直樹」放映の際は、週刊誌の記事に、元銀行員の立場から情報を提供。
2018年、池井戸潤氏原作の映画「空飛ぶタイヤ」では、パンフレットのコラムを担当した。
◆ 永嶋信晴 著作 ◆
( ビジネス書 )
・「時代、場所、業種を選ばず、どんな人でも成功する新規開拓営業の教科書」(青月社)
・「こんなときどうする会社の人事・労務Q&A」(第一法規)共著
・「3日でわかる銀行業界 2018年度版 (日経HR) 」編集協力
・「3日でわかる銀行業界 2019年度版 (日経HR) 」編集協力
( 家庭医学・福祉書 )
・「ハッスル!老健 介護老人保健施設のすべてがわかる本」(ゆまに書房)
・「世界一やさしい脳卒中にならないための本」(健学社)
・「図解入門 よくわかる最新病の基本としくみ」(秀和システム)
・「図解入門 よくわかる最新病の予防と治療」(秀和システム)
( 電子書籍 )
・「新規開拓営業必勝テキスト: デジタル全盛の時代だからこそ、アナログ営業が効果を発揮する」
・「怖い上司とやさしい上司 どっちがお得?: 会社を辞めたくなる超怖い上司に対処する法」
・「クレーム対応必勝テキスト:クレーム対応でファンを作るお詫びの心理術」
・「仕事をゲームにしてみた結果!! 社員のやる気をMAXにさせた、ゲーミフィケーションの活用法」
・「25歳までに知っておきたい若手営業マンのための契約を取る技術」
・「セーラー服と糖尿病 糖尿病の基本編」
・「セーラー服と糖尿病 糖尿病の食事指導編」
・「セーラー服と糖尿病 糖尿病の運動療法編」
・「おもしろ歴史ウォーキング 東京編」
・「おもしろ歴史ウォーキング 東京編2」
・「おもしろ歴史ウォーキング 東京編3」
・「おもしろ歴史ウォーキング 首都圏編」
・「おもしろ歴史ウォーキング 関東編」
・「おもしろ歴史ウォーキング 神奈川編」
・「おもしろ歴史ウォーキング 最新関東編」
・「おもしろ歴史ウォーキング 相模・伊豆国編」
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