著者:下澤 正幸
ページ数:146

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私は、20代の頃から自分流の手技療法を実践していました。その後、伝統的整体術を学んだのですが、その効果というものは目を見張るものがありました。
驚くほどの即効性があったのです。
ですが、残念な事に、即効性というものは限定されたものでした。つまり体の問題次第では、改善に何度もの施術が必要なケースもあったのです。しかも、私の長年の経験の感覚としては、「施術は無理」と、予測が可能なケースもありました。

そんな時はいつも、私が身に付けていた気功術が役立っていたのです。
気功術は、整体術より即効性が高いケースもありますが、効果をすぐに出せないケースも多いのです。しかも、気功術に使用する気とは目には見えませんから、その操作の良し悪しをその場で判断する材料がありません。

しかし、整体術は違います。
伝承的な整体術の技術には、メカニズム的な論理は少ないのですが、技の構造からみると、まさに力学的要素に溢れているのです。
それだけに、整体の施術による体の問題改善のメカニズムが、私には理解ができたのです。

 おかげで、気功術の研究と整体術の研究により様々な身体理論を発見しました。その発見した身体理論を基に、さらに気功術と整体術の研究を進め、その結果、実践論としての整体術が徐々に完成に向かい始めたのです。
 そしてたどり着いたところには、驚く事実がたくさんあったのです。

整体術の施術効果を発揮しきれない要素が、体の仕組みの中に隠されていたのです。それが、「体の可動習慣癖」という、お客様本人が作り出す問題だったのです。つまり、お客様の生活の中に、最大の原因があったのです。

この体の可動習慣癖というものは、体の老化問題、女性の美容問題、病気や健康問題などの、「本質的な原因」と密接な関係があると思われます。
この体の根本的な問題要素は、体の構造力学的な仕組みの現れですから、整体の施術の身体理論としても、今までにない効果を発揮する事ができるのです。

体の可動習慣癖とは、実は、体の構造力学的要素から考えますと、改善方法が無い問題の始まりなのです。
日々の体の使い方が作り出す問題ですから、自分自身の工夫やちょっとした日々の努力で、体に現れるいろいろな難題も、自ら改善が可能なのです。

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