著者:松井 琢磨
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<爛柯の宴シリーズ 最終巻>
「爛柯」――囲碁の別称、または囲碁に夢中になって時間が経つのを忘れること。 神楽坂の囲碁サロン「らんか」では、福田、星飼、丸山、矢萩、埜口を中心に、真剣に「名人」を目指す者たちが、熾烈な優勝争いを繰り広げていた。そんな中、新型コロナウイルスが猖獗を極める武漢から井山が突然戻って来る。井山は体調を崩してすっかりやつれていたが、八段の強豪に伍して優勝争いに加わるようになっていく。その様子を見ていた周りの者は、段々と、井山がとてつもなく強くなっているのではないかと気づき始める。 中国で井山に一体何があったのか? 熾烈な優勝争いを勝ち抜いて最終的に「名人」を獲得するのは誰なのか? 「名人」と一緒に「奥の院」に入って行くのは、麗子か、さゆりか、あかねか? そして「黒い扉」の先には何があるのか? 全ての謎が明らかになる、囲碁愛に溢れたファンタジー完結編(序章のテーマは歴代最強棋士は誰か?)。
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