【無料で読める】会社で働き続けることが難しそうだと感じたら備えておくべき極意: 40代、50代のこれからの「キャリア」を考える

働き方改革や、デジタルトランスフォーメーション（DX：Digital transformation）が仕事内にどんどん進んでいる中、４０代、５０代の働き盛りの人たちの働き方にも大きな変化が見られています。大企業で働いていれば、ひとまず安心という時代は、もう終わろうとしています。

また、新型コロナウイルスの影響で解雇・雇い止めとなった人も、７月末時点で４万人、８月末時点で５万人を超えています。そして、９月は６万人を超えそうです。今までは、外国人が日本を訪問することの減少から、観光やサービス業などへの影響が多かったものの、７月以降は製造業への影響が大きくなっています。

これからは、製造業をはじめとした他の業種にも飛び火することや、解雇ではなく倒産も本格的に増加することが、十分に予想されます。

解雇されていなくても自宅待機やシフト制で働く、休業などの人も増えています。これらの人が、そのまま解雇になるわけではないと思いたいですが、その可能性はあることを考えておく必要があるかもしれません。

正規社員も例外ではありません。企業は売上がなければ、利益がなく、人件費等の固定費がなどから削っていくことになります。

このような経済状況になることが見込まれる今、あなたは備えをしているでしょうか。

これから厳しくなる時代がくることがわかっているのであれば、企業の置かれている状況を知り、備えをしておくことが必要です。

この本では、なぜ、今、キャリアを見直すべきなのか、その理由や背景、キャリアを自分でデザインするという考え方、そして、働きながら、組織に所属しながらできる備えについて考えていきます。

将来に何らかの不安や心配があるのならば、ぜひ、その備えを今からしていきましょう。大事なのは、行動することです。

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【目次】
はじめに

第１章　今、なぜ、キャリアを見直すべきなのか
日本型雇用制度は、確実に減っていく
今までにクローズアップされてきた中高年の雇用とは違う点
組織で働き続けることの意味が問われるキャリア研修
新しい時代の働き方～タニタの個人事業主制度～
コロナ禍とキャリアの影響

第２章　ところでキャリアって何
キャリアとは働く人すべてに関わるもの
自分のキャリアは自分でつくる時代
キャリアは副業で鍛える時代
パラレルキャリアという考え方

第３章　これからのキャリアを見直し、デザインする
自分のキャリアの棚卸し
自分に何が向いているのかを見つめ直し、キャリアデザインする
今までに発揮してきた能力やスキルを見つける
行動しなければ始まらない

第４章　組織にいるうちからはじめる新たなキャリア
肩書とプロフィールを作る
自分で稼ぐことを体験する
情報を発信するスキルを身につける
やってはいけない５つのこと

あとがき

参考・引用文献

著者紹介