著者:加藤 秀樹
ページ数:278
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本書を推薦する京都大学前総長の山極氏は本書を「『生き物としての人間』を中心に据えた新しい国、世界の提案」という。
格差、貧困から民主主義の危機、地球温暖化まで現代社会の様々な病弊を貫く原因を整理し、これからの「世界の仕組み」「日本の仕組み」「私たちの生き方」について具体例を交え、進むべき方向を示したものである。
格差、貧困から民主主義の危機、地球温暖化まで現代社会の様々な病弊を貫く原因を整理し、これからの「世界の仕組み」「日本の仕組み」「私たちの生き方」について具体例を交え、進むべき方向を示したものである。
著者は、日本で初めて政策専門のシンクタンクを創設し、国の制度改革などに関し50近くの政策を実現。さらに国民の政治・行政参加活動のシステムを構築、運営し、その参加者数は約1万人となった。それらを基に導き出した現代社会への解は「高福祉高負担」でも「低福祉低負担」でもない、「低コスト高満足」社会。世界が変わろうとする今、必携の一冊。
<書籍目次>
〈世界のしくみを考える〉
第1章 世界二制度のすすめ
グローバル化
持続化可能性
変化の兆し
世界二制度の提案
〈国のしくみを考える〉
第2章 「福祉国家×民主主義×経済成長」のトリレンマ
福祉国家
民主主義
経済成長
第3章 福祉国家の原点へ
福祉国家は止まれない
新しいソーシャル・キャピタルへ
「包摂社会」の可能性
第4章 多様な民主主義の始まり
平和で豊かな時代の民主主義
日本のポピュリズム
「他人ごと」から「自分ごと」へ
〈人間について考える〉
第5章 私たちは生きているか
日本文化ばやりの陰で
生活の知恵はどこへ
生活の空洞化
第6章 身体性と型の回復
言葉と実態
強い組織の共通点は「人間」
AIの時代はチャンス
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