著者:サウンド&レコーディング・マガジン編集部
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実験的で意欲的な作品を提示しつつもミュージシャンズ・ミュージシャンにとどまることなく、圧倒的なポピュラリティを誇り続けるロック・バンド=くるり。ユニークな音楽カルチャーで知られる京都が出自で、早い時期からエレクトロニクスやポストプロダクションを導入。そして近年は、音楽の構造をより深く洞察し、独自のアート・フォームを確立している。『ソングライン』以来、約2年半ぶりのオリジナル・アルバム『天才の愛』からも、それは明らかだ。持ち前の美しいメロディを聴かせる楽曲はもちろん、ジャズ・ロック~プログレ的なアプローチのものまで、すべてが”くるり”でしかない。さらなる表現の高みに達した本作について、メンバーの岸田繁(vo、g/写真右から2番目)と佐藤征史(b/ 同左から2番目)、エンジニアリングを手掛けた谷川充博氏(同左)と小泉大輔氏(同右)の4人に聞く。インタビューの舞台は、レコーディングに使われた小泉氏主宰の京都烏丸music studio SIMPOだ。

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