著者:サラリーマントレーダーT
ページ数:103

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今回ご紹介する手法は、21時〜24時ニューヨーク時間を主戦場にした、1分足を使ったスキャルピングです。しかも取引通貨はイギリスの「ポンド(GBP)」のみです。 もちろん、別の時間帯や別の通貨でも使える手法ですが、一番バシッとハマるのがこの時間のポンドなのです。 その理由もあわせて、今回の手法の概要をご説明します。

1、副業に人気のニューヨーク時間
この手法では、21時〜24時の間に取引を行います。なぜこの時間かというと、ちょうどアメリカのニューヨーク市場が動き出す時間帯だからです。 「FXは平日なら24時間取引できる。」とは言いますが、実際は時間帯によって相場の性質は全く異なります。 例えば日本時間の朝7時ころ。この時間は世界的に見ても取引量が少なく、動きが鈍い上にスプレッドが非常に大きいので、「コスパ」が非常に悪い時間です。僕は絶対に手を出しません。 次は日本が日中の時間、いわゆる東京時間です。僕はこの時間も手を出しません。そもそも仕事だからできないという理由もありますが、休みの日でも基本的にはノータッチです。この時間は動きが小さいことが多くコスパが悪いので、今回の手法ではあまりおすすめできないからです。 次に、ヨーロッパ勢が参入してくる日本時間の夕方16時〜17時ですが、この時間から大きく動き出すことが多いです。もしこの時間にもトレードができるという方でしたら結構おすすめの時間です。 僕は仕事なので入れませんが、後からチャートを見返すと手法がバッチリハマっていることがよくあります。 そのあとの、18時〜20時くらいは、勢いや方向感のないモジモジした相場が続くことが多い時間帯ですので、触れない方が吉です。 そしていよいよ21時ころから始まるニューヨーク時間。 ここではニューヨーク勢、欧州勢、そして日本の個人投資家が集結します。1日で最もホットな時間帯です。 トレード人口が多いということは、テクニカルがハマりやすいということになります。今回のスキャルピングの手法も使いやすくなります。 また、大きく動くので、短時間でトレードが完結します。「コスパ」がめちゃめちゃ良いです。 そして何より、「東京時間」「欧州時間」の流れを汲んでいるため、トレンドや方向感のアタリが付けやすいのです。 「東京時間でこう動いた。欧州時間ではこう動いた。ではこのあとNY時間ではこう動きやすい。」という風にトレードの大きな参考になります。 さて、24時を過ぎると、熱が収まり、動きはだんだん小さくなります。大きく動く時もありますが動かない日の方が圧倒的に多いため、これ以降はノータッチが無難です。 このように、いろいろな時間を試した結果、このニューヨーク時間が最適だという答えにたどり着きました。 また、この時間なら、日中は働いているサラリーマンの方や、家事育児で忙しい専業主婦(夫)の方、学生の方などでも取り組みやすいでしょう。僕もサラリーマンなので都合が良い時間です。 まさに副業にもってこいの時間なのです!

2、取引通貨を絞ることで一点集中!
取引通貨はイギリスの「ポンド」のみに絞りました。これにより、集中力を分散させることなく、ピンポイントで戦いに臨めます。 複数の通貨を監視することは、専業の人ならいいかもしれませんが、副業レベルでは大変です。見落としや、判断ミスを生みます。 「狙っていた通貨が、他の通貨を見ていた時に動いてしまった。」 「複数の通貨で建玉を持っていて、結局全部中途半端に利確してしまった。(損切りしてしまった。)」 「突発的な経済ニュースに振り回されてしまった。」 そんな失敗を経験された方も多いのではないでしょうか。僕も一度や二度ではありません。監視通貨・取引通貨は絞った方が効率がいいのです。 ではなぜ「ポンド」なのでしょうか。 ポンドは、ドル・ユーロ・円に次ぐ世界で4番目に取引量が多い、世界の主要通貨の一つです。マイナー通貨と違い、テクニカルもハマりやすいです。 また、欧州通貨であるため、21時〜24時に動きやすいです。 そして、ボラティリティが大きく、短時間で大きく動くことが多いので、コスパがいいのです。 何より、いろいろな通貨を検証した結果、今回の手法に一番ハマったのがポンドでした。 ポンドの中でも、今回の手法では「ポンド円」「ポンドドル」を扱います。「ユーロポンド」や「ポンドオージー」は基本的には触れません。

3、爆速のスキャルピング!
今回の手法は、1分足を根拠にエントリー・決済する爆速の「スキャルピング」です。 そして、1分足を根拠にエントリーするので、保有時間はせいぜい30分程度。「30分でできる副業」って考えていただいても面白いかもしれません。僕のようなサラリーマンの方にもぴったりです。 また、スキャルですので、10〜30pipsほどの比較的小さい値幅を狙っていくイメージです。ポンドですので良い時は50pips以上取れることもあります。 デイトレードやスイングのように100pips以上を狙っていくようなトレードだと、そもそものチャンスが少ないですしタイミングも限られてきてしまいますよね。 一方で10〜30pips程度でしたら、トレンド相場でも、レンジ相場でも、ボラが少ない日でも、いつでもそのくらいは動いていると思います。ですから、この手法はチャンスが圧倒的に多いのです。 ニューヨーク時間の間だけでも何度も手法がハマる日もありますし、それこそロング・ショートの往復ビンタで勝てる時もあります。 スキャルピングには最大のメリットがあります。 それは1トレードが早く終わるという点です。トレード時間が短いということは、それ自体がメリットなのです。 FXの世界は何が起こるかわかりません。予想外の経済ニュースや、政界人の発言やツイート、コロナショックのような天変地異。 ちょっと画面から目を離した隙に、含み益だったものが急転直下マイナスに転じてしまう、なんてことも珍しい話ではありません。 つまりポジションを持っていること自体がリスクに晒されている状態なのです。 これは精神衛生にも関係してきます。ポジションを持っていると、気になって気になって仕方がない人も多いと思います。少なくとも僕はそうです。朝にエントリーして、日中は放置、夜に帰ってきてから決済する。そんな芸当をしようものなら、僕だったら日中は一日中吐き気でうなされてるでしょう。 含み損を抱えたままオーバーナイトして、全然眠れなかった。そんな苦い経験もたくさんあります。 よって、トレード時間が短いこと。それ自体が大きなメリットなのです。

4、FXはハイリスクで当たり前
今回の手法はスキャルピングですので、スイングのように何百pipsも狙う取引ではありません。 よって短時間である程度の利益を獲得できるような、「コスパの良いトレード」をするためには、必然的にロットを大きくする必要があります。 ロットを大きくすると当然、短時間で大きな損失を被るリスクも高まりますから、「ハイリスク」のトレードになります。 「え、小ロットでローリスクの方が良いのでは?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、今回の手法、僕のスタンス的に言わせていただくと、「ハイリスクでOK!」です! ・・・なぜなら、FXって、本来そういうものだと思いませんか? 短期間で大金を手にしたいのであれば、リスクが高いのは当たり前です。リスクを背負わず安全に、小さくコツコツと稼ぎたいなら、変な話、アルバイトで十分です。FXをするからには、当然リスクはあるけどその分リターンも大きいという、FX最大のメリットを生かさないと意味がないのではないでしょうか。 「リスクなくしてリターンなし!」なのです。 小さいロットで10時間かけて100pips取ることも、10倍のロットで1時間で10pips取ることも、利益は同じです。 結局、どっちを取るかでしかないのです。時間的リスクを取るか、高ロットのリスクを取るか。 ただし、FXは決してギャンブルではありません! 「ハイリスク上等!」言っても、運任せの博打ではありませんので、今回の手法はできる限りリスクを小さくした上で、勝つところはなるべく大きく勝つという戦法です。 エントリーの際は、自信がないところは徹底的に見送りです。スキャルピングというと、短時間に乱れ打ちをイメージする人もいるかもしれませんが、今回の手法は違います。スキャルピングだからこそ、1回1回を大切にし、エントリーはギリギリまで引き付けます。ひたすら待って待って、「ここぞ!」というところで確実な勝利を狙うのです。理想は、エントリーした瞬間からプラスです。 そして、どんなに自信がある場面でも、損切りは必ず想定しておいて、あらかじめSLを入れておきます。これにより、「ドカン負け」の可能性を排除します。FXで大金を失う人の大半が、コツコツ買っているのに、ドカンと一発負けて、利益を全て吹き飛ばしてしまうパターンです。逆に言えば、勝っている人、強い人というのは、「負け方がうまい」人なのです。今回の手法も「上手に勝ち」つつも「小さく負ける」損小利大を目指しています。 「含み損を握り続けるのはストレス!」という方にもぴったりの手法です。

続きは本編をご覧ください。画像も多数掲載しています。

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