著者:佐藤 英一
ページ数:154

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[商品について]
―2000年の時を紡ぐ歴史・文化と人々の営み―
南西に霊峰米山を仰ぎ、豊かな自然の恵みを受けるのどかな田園地帯・新潟県柏崎市吉井。昭和54年に発見され、国指定重要文化財に指定された「下谷地遺跡」の頃から、ここには2000年にわたって連綿と続いてきた米づくりの風景がある。本書は、自然や歴史、文化など、眠っている数え切れない素材を通じて地域の魅力や宝物を探し続けてきた著者が、稲作をテーマとして月刊広報「たより吉井」に掲載していた、農業・環境・人々の生活と農業施設の詳細と環境に関する実態、地域の活動や歴史などの記録を加筆して再編集した作品である。都会とは異なる地域文化の魅力に目を向けるうえで、示唆に富む内容となっている。

[目次]
はじめに
目的
コラム「下谷地ムラ」
地域のいとなみ
地域の宝物
1. 地域資源の概要
生産施設
田んぼ・土地利用・
2. 自然の恵み・水
用水
山に降る雨
3. 生産装置
仁王谷の池(1)~(4)
入田の池(1) ~ (3) (4)
長橋の池(1) ~ (3)
古池(1)(2)
こめ山の池(1) ~ (3)
丸山の池(1)(2)
開水路(用水路・排水路)
パイプライン(用水管)(1) (2)
農道
地域の意向
集落排水(下水道)(1) ~ (5) (6)
資源の維持管理
4. 水をお守りする
洪水対策施設(吉井排水機場・長崎排水路)
吉井河
治水・排水事業の費用と能カ・効果
堰(ゲート)
5. 取りまく環境
制度改正で外注が可能に
国営農業水利事業(1)~(3)
地域生物の生態
県道完成
語り継がれる産業遺産
コラム「吉井ずい道物語(紙芝居・改修工事)」
持続するふるさと
あとがき

[出版社からのコメント]
稲作は多くの人の力があって始めて維持されるものですが、それらが時代と共に形を変えながらも2000年にわたって営まれてきたことは、そこにある歴史や文化以上に人のつながりという地域の宝物の存在を感じさせます。本書を通じて、田んぼのある風景の中にそうした宝物を見つけるきっかけを多くの方に持っていただければ嬉しく思います。

[著者プロフィール]
佐藤 英一(さとう・えいいち)

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