キンドル電子書籍出版ライティングのコツ: 1万字を1週間で書く具体的な14のステップ Kindle出版攻略

＜概要＞
キンドルで電子書籍を10冊以上出版しました。最初は時間が掛かっていた作業工程もだんだんリズムが出てきました。リズムが型になるとさらに早く書いて出版できるようになりました。本書では1万字を1週間で書く具体的な14のステップを紹介します。キンドルの電子書籍のライティングの段取りに特化した内容です。コツは最初に設計図をつくることです。

＜はじめに＞
こんな人に向けて書いています。

・これからキンドルを出版する人
・1万字をスムーズに書けない人
・電子書籍を出版したいけどずるずる時間だけが過ぎている人

逆にこんな人はすでに知っているはずなのでおすすめしません。

・すでに電子書籍を何冊も出版している人
・文章をスラスラ書ける人

キンドルの登録方法など事務的な作業の解説は書いていません。すでに詳しい電子書籍がたくさんあるのでそちらを参考にしてください。わたしも電子書籍で複数の初心者向けキンドル出版方法を読んで参考にしました。

出版代行業者もありますが、難しくないので独学で学んで出版可能です。すでに多くの人が個人で出版しています。キンドル出版方法の電子書籍は複数読んだ方がおすすめです。kindle unlimitedの読み放題で読むと料金を気にせずどんどん読めます。

費用といえばこのkindle unlimitedくらいであとは必要ありませんでした。もちろんパソコンやWiFi環境は必要です。しかし本当にそれくらいです。こんなに簡単に出版できていいのかと拍子抜けしました。出版する前は大きな壁を感じていました。

あったらいいもの
・kindle unlimited

出版業界で働いたこともなく、編集者でもなく、作家でもないわたしがどんどん電子書籍を出版できる時代です。副業や起業にすごく相性がいいと思います。

ライティングの壁

最初の1冊は勢いで書きました。出版手続きは簡単でした。すでに出版されているキンドル出版方法を参考にしながらやると簡単に出版できました。しかし2冊目以降はライティングで手が止まってしまったんです。

自分には文章力がないのかなと最初は悩みました。しかしキンドルのランキング上位の電子書籍を読んでいると自分でも書けそうなものがたくさんありました。キンドルは書店に並んでいる紙の本の有名作家ばかりではありません。無名な人もたくさん書いています。そしてその無名な人も売れています。

内容が良いものや文章が上手なものもありましたが、コツでカバーできるなと感じるものも多くありました。

それからこのコツを研究しました。コツは型となって見えてきました。型とは武道や伝統芸能やスポーツなどで模範となる形式です。これをキンドルのライティングで当てはめて考えました。

キンドルのライティングを研究

・コツ→型

型ができると文章はスルスルと書けるようになりました。この本はキンドルのライティングの型について詳しく書いていきます。

型ができる

型をまず外枠から考えていきました。外枠で大事だったのが具体的な数字です。

文字数
まずは文字数を型にはめ込みました。本来キンドルは何文字でも出版できます。少なくても多くても出版できます。少なくても出版できますがkindle unlimitedで読まれる場合はページ数で報酬を換算されるので、少なすぎるのは報酬に結びつきにくくなります。

書店にある紙の本は10万字前後のものが並んでいます。キンドルではもっと少ない文字数のものが主流でした。1万字あると体裁が整います。2万字や3万字が最適という人もいますが、まずは1万字の型をつくることにしました。1万字の型ができるとその3倍が3万字です。1万字は最初は仮の型でしたが、だんだんこの1万字という数字がしっくりくるようになりました。

文字数
・目標値：1万字

日数
次に仕上げるまでの日数です。これも数字です。仕上げる日数は本当に人それぞれです。3日で仕上げる人もいれば、数時間で仕上げる人もいます。1年以上経ってもまだ出版できず悩んでいる人もいます。しかし目標を決めることはすごく大事。出版業界でいう締切です。編集者がいて締め切りがある訳ではありませんが、自分で締め切りをつくると締切効果が出てきます。

これもひとまず1週間という期間を設定しました。もっと短期間も可能です。一方でもっと長い期間かけることもできます。無理のない日程で短期間の日数を設定しました。それが1週間でした。

作業日数
・目標値：1週間

やってみたら無理なくできました。1日当たり1時間くらいの計算です。なので連続で作業したら1日でもできます。

1日あたりの作業時間
・目標値：1日1時間

本書では無理なくできるように7日間で設定しています。わたしも7日間で1冊書いて出版することが多いです。

この7日間にやる作業工程を14のステップにしました。これでやることが具体的になります。具体的になると悩む時間がなくなり「あとはやるだけ」という状態になります。

これから14のステップでキンドル出版のライティングの型を解説していきます。

＜目次＞
はじめに
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
おわりに
付録：重要ポイント
著者プロフィール
奥付

本書は「Kindle出版攻略」シリーズの2巻です。