【無料で読める】ゼロからの中国語単語500: 中学レベルの英単語とセットで覚えよう 中国語勉強方法

＜概要＞
中国語の勉強をゼロから始める初心者のための500単語です。日本人の子供だと2歳くらいから覚え始める日本語単語レベルの中国語になります。それほど初歩的なものです。初歩なので生活で何回も使うすごく重要な単語です。併記している英単語は中学レベルです。カタカナ英語が多いので日本人はすでに知っているものが多いです。

＜はじめに＞
この500単語の5つの特徴について紹介します。

1：単語表記
単語の表記は上から順番に（日）日本語（英）英語（中）中国語の順番に並んでいます。

単語表記例
（日）空港
（英）airport
（中）机场

2：簡体字
中国語は簡体字で表記しています。理由は日本の書店に並んでいる中国語テキストは簡体字が多いからです。NHK講座の中国語テキストも簡体字です。繁体字を学びたい人はGoogle翻訳ですぐに変換できます。

3：意味範囲
単語は意味範囲があります。ほとんどが1：1の意味ですが日本語と英語と中国語では意味範囲や表現数が違うものがあります。文化習慣の違いです。

例えば日本語の「みかん」「オレンジ」「ネーブル」「いよかん」は英語では「orange」で表現できます。他にも日本語の「バス」は中国語で「公共汽车」「巴士」という表現があります。

複数の意味を3言語で深堀りしていったら膨大な時間が必要になります。そこであえて代表的な意味に絞り原則的に「日本語：英語：中国語＝1：1：1」の表記にしました。会話で普段使う言葉を表記しています。初級段階ではまずはここから覚えていくのがおすすめです。

日本語：英語：中国語＝1：1：1

言葉は本来正解が1つではなく複数あります。こちらでは中国語のネイティブスピーカーの表現を参考に1つに絞りましました。

4：ピンイン
ピンインは表記していません。理由はピンインがあって覚えることができるのなら辞書や市販の単語集ですでに覚えることができるからです。ここでは自分で手を動かして調べてください。

Google翻訳を始めとしてすぐにピンイン表記が出てくる便利なインターネットサービスがあります。これを活用してみてください。

次の目次の勉強方法でもやり方を紹介しています。

5：トリリンガル
500単語では十分ではありませんが、これを覚えずして先には進めません。それほど基礎的な単語ばかりです。

500単語をぜひ「知っている単語」から「使える単語」にしてみてください。

日本語はもちろん知っているものばかりです。

英語は中学英語です。カタカナ英語として普段の生活で使っている単語もたくさんあります。車の英語はcarと知っているはずです。

中国語は初めて聞くものが多いはずです。発音は初めての挑戦のはずです。しかし漢字の多くは見たことがあるので手助けになります。

日本語と英語を結びつけることによって中国語単語を覚えていきましょう。

日本語、英語、中国語の3言語トリリンガルの感覚ができていきます。

＜500単語の勉強方法＞
500単語の勉強方法を紹介します。

簡単なものから時間が掛かるものまで順番に説明します。

順番は飛ばしても構いません。同じ項目を何回も繰り返しても構いません。現在の中国語レベルに合わせて勉強してみてください。

1：眺めるだけ
眺めるだけでも勉強になります。「こんな漢字の表現があるのか」とか「猫は中国語でも同じ漢字だけど、犬は違うのか」とか感じてみてください。

2：メモ帳に単語を書く
実際に手を動かすと記憶しやすくなります。紙のメモ帳とペンを活用してみてください。書いていくと自分の単語帳ができます。

3：メモ帳にピンインと四声を書く
発音を正確に知りたい場合はピンインと四声をメモ帳に書いていくと記憶しやすいです。ピンインと四声が書かれた辞書や単語集を眺めるより、自分で手を動かした方が記憶に残ります。ピンインと四声はGoogle翻訳を使うとすぐに調べることができます。

4：発音する
実際に発音してみてください。発音がわからない場合はこれもGoogle翻訳に音声があります。

5：発音を音声認識（例：Siri）してみる
自分の発音が正確かどうか知りたい場合に手軽にチェックする方法があります。スマホの音声認識です。iPhoneの人はSiriを中国語設定にしてやってみてください。Androidの人も音声認識のアプリを検索してみると出てきます。

6：単語を使って文章を作る
単語だけでも会話できますが今度はそれを文章にしてみてください。最初はシンプルな文章にするのがコツです。500単語だけでもかなりのことが言えるようになります。

7：単語を使って会話してみる
実際に単語を使って会話してみましょう。自分が言える発音は聞き取りやすくなります。

8：映画やドラマを見る
映画やドラマも聞き取りやすくなります。実際に使われている単語はそんなに多くありません。「英語の海外ドラマのセリフの78％は350の単語でできている」というデータもあります。中国語のドラマも割合は似たような感じです。500語を「知っている単語」から「聞き取れる単語」に、そして「使える単語」にしていきましょう。

9：英語を見て中国語を考える
この500単語には英語も併記しています。最初は日本語から中国語を考えていたと思います。今度は英語から中国語を考えてみましょう。

10：各目次を見て10単語連想する
10単語単位にグループ分けした目次が50個あります。この各目次を見て中国語をそれぞれ10単語連想してみてください。例えば国名で10の中国語を言ってみましょう。これができればスラスラと500単語が身についていることになります。

＜目次＞
はじめに
500単語の勉強方法
中国語500単語
1-10：あいさつ
11-20：家族
21-30：人
31-40：国名1
41-50：国名2
51-60：都市名
61-70：ホテル
71-80：街1
81-90：街2
91-100：日常
コラム：グルーピングした目次
101-110：部屋1
111-120：部屋2
121-130：部屋3
131-140：洗面
141-150：所有
151-160：数字
161-170：カレンダー
171-180：曜日
181-190：1日の流れと行事
191-200：天気
コラム：海外ドラマはたった350の単語でできている
201-210：食器
211-220：料理
221-230：主食
231-240：食材
241-250：フルーツ
251-260：ファーストフード
261-270：飲み物
271-280：人間関係
281-290：性格
291-300：人生
コラム：カタカナ英語
301-310：役職
311-320：業種
321-330：映画
331-340：スポーツ
341-350：病気
351-360：からだ
361-370：個人情報
371-380：動物
381-390：検索カテゴリー
390-400：色
コラム：子供中国語
401-410：動詞1
411-420：動詞2
421-430：動詞3
431-440：動詞4
441-450：動詞5
451-460：形容詞1
461-470：形容詞2
471-480：形容詞3
481-490：疑問詞
491-500：助動詞
おわりに：次のステップ
著者プロフィール
奥付

本書は「中国語勉強方法」シリーズの2巻です。