著者:泉 正道
ページ数:56

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「デメリット0!」
「返済不要!」
「申請しないと絶対に損!」
「正社員が1名でもいれば、最大1,000万円の助成金が!!!」

なんて素敵な営業FAXや営業メール、よく届きませんか?
ウチにも届きますよ。『わたし、社労士なんですが?』と思いながら読んでいます(笑)

彼らの言葉が、本当かウソかは置いておきまして、世の中には「こうやったら助成金が受給できます」的なマニュアルがいくつか存在します。同業からの批判を恐れずに言うと、あの手のマニュアルは、助成金に取り組もうと思っている社労士、すでに取り組んでいる社労士には有効ですが、フツウの会社(中小企業の経営者や事務担当者)には難しすぎます。あれを読むだけで申請できるような中小企業は基本的にありません。

私は常々、「自社に労務に詳しい人間がいないなら、助成金は絶対に社労士に依頼すべき」と強く思っています。別に自分が売上を取りたいとかでは全然なくて、ミスも減りますし、結果的に費用対効果も明らかに高いからです。ですので、私が助成金や補助金の自社申請マニュアルを作る事は、今後絶対にありません(万が一どこかで見かけたら、どうぞ罵詈雑言を浴びせてください)。

同時に、数年前から「スポットの顧客からは助成金の支給申請は受注しない」とも決めています。なぜだと思います?顧問先が増えたから?費用対効果が合わないから?それらも理由ではありますが、一番の理由は「社労士である私が支給申請したにも関わらず、不支給になったケースが何件かあった」からです。

本書では、

・一発で不支給となったケース
・著者が支給申請をストップしたケース
・不支給にはならなかったが、労働局から確認が入ったケース(ライトな案件)
・不支給にはならなかったが、労働局から確認が入ったケース(ヘビーな案件)
・不支給どころか「不正受給」と判断された最悪のケース(インターネットでも公表済の不正事例)

について、これまで社労士として約100社、累計1億円以上の助成金(厚労省系だけで)の支給申請をやってきた私が、実体験をふんだんに交えながらお話しします。一般的な助成金本のような専門用語は出しませんし、出来る限り端的に、かつ、感情豊かにお伝えします(ハイスペックな、高IQの本を求めている方は、今すぐ本書を閉じてください)。

助成金は社労士に依頼するのがベストですが、仮に御社(あなた)が自身で申請するとしても、本書は必ず役に立ちます。
特に読んでほしいのは、下記の方です。

・助成金に興味はあるが、一度も取り組んだ事がない人
・助成金に取り組んだ事はあるが、途中で頓挫(挫折)した人
・助成金の申請をして、一度でも不支給決定を受けた経験がある人
・助成金を1、2件受給した事はあるが、不安があるので不支給事例を知っておきたい人
・これから助成金業務を頑張りたい社労士

ですので、あなたが「当社は過去に、何十件も助成金を受給してきた」場合や「助成金ができる顧問社労士がいる」という場合、本書を読んでもあまり意味がないと思います。

新型コロナの影響、それによって起こった社会の急激な変化やゲームチェンジ。そんな状況で、少しでも多くの助成金、補助金を獲得したいのは中小企業にとって当たり前です。御社(あなた)の責任で、これから申請する助成金が不支給(もしくは不正受給)とならないように、ぜひ本書を活用されてください。

______________目次_______________

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